君がいる〜刹那〜
ねぇ 君
君が一番僕に伝えたかったことは何だろう
僕は未だにそれを見つけ出せずにいる
君を一番に知りたいと思ったのは僕だったけど
君を一番知らなかったのも僕だったかもしれない
多くを語らない君
だけどいつも君の目が寂しそうだったのを僕は覚えている
擦れ違いが生じたのも僕のせい
君に淋しい思いをずっとさせてきたのも僕だった
初めから君に手を伸ばすべきではなかったのだろうか
君の手を掴んだその瞬間から
きっと君の苦悩は始まりを告げていた
最後に見せた君の涙を忘れない
胸を引き裂かれるような感覚
君の頬に流れる涙を拭う為の僕の右手を君がそっと握りただ首を横に振った
その光る雫にさえ触れられない哀しさ
自分の無力さに失望した
私は一人でも大丈夫と言って君は唇を噛み締め笑った
あの時
君の唇にキスをして
僕には君が必要なんだと強く抱き締めるべきだったのだろうか
永遠を誓うことの出来ない僕等に
君は文句の一つも言わずに側にいてくれた
最後くらい暴言を吐き捨ててくれたらよかった
僕を咎める言葉なら受け止められた
それでも僕はただ君に謝ることしか出来なかっただろう
それを知っていたから君は最後まで本音を押し殺した
どこまでも優しかった君
自分のことよりも僕のことを考えてくれていた君
僕は君に少しでも幸せを与えられただろうか
君が言った
『好きになってくれたことが何よりも嬉しかった』と
その時僕は
君の懸命な告白に泣きそうになったんだ
君が一番僕に伝えたかったことは何だろう
僕は未だにそれを見つけ出せずにいる
君を一番に知りたいと思ったのは僕だったけど
君を一番知らなかったのも僕だったかもしれない
多くを語らない君
だけどいつも君の目が寂しそうだったのを僕は覚えている
擦れ違いが生じたのも僕のせい
君に淋しい思いをずっとさせてきたのも僕だった
初めから君に手を伸ばすべきではなかったのだろうか
君の手を掴んだその瞬間から
きっと君の苦悩は始まりを告げていた
最後に見せた君の涙を忘れない
胸を引き裂かれるような感覚
君の頬に流れる涙を拭う為の僕の右手を君がそっと握りただ首を横に振った
その光る雫にさえ触れられない哀しさ
自分の無力さに失望した
私は一人でも大丈夫と言って君は唇を噛み締め笑った
あの時
君の唇にキスをして
僕には君が必要なんだと強く抱き締めるべきだったのだろうか
永遠を誓うことの出来ない僕等に
君は文句の一つも言わずに側にいてくれた
最後くらい暴言を吐き捨ててくれたらよかった
僕を咎める言葉なら受け止められた
それでも僕はただ君に謝ることしか出来なかっただろう
それを知っていたから君は最後まで本音を押し殺した
どこまでも優しかった君
自分のことよりも僕のことを考えてくれていた君
僕は君に少しでも幸せを与えられただろうか
君が言った
『好きになってくれたことが何よりも嬉しかった』と
その時僕は
君の懸命な告白に泣きそうになったんだ
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