トンネルの運命4
壮大はカメラを片手に、トンネルの前に立っていた。
「これでお前が見た幽霊を撮るぜ」
「本気か?壮大?」
「当たり前だ。」
太一はため息をついて、
壮大を見つめた。
「なら、お前一人で行けよ。俺はごめんだね」
太一は懐中電灯を差し出した。
壮大は何も言わず受け取った。
「なあ、壮大・・・」
「・・・?」
「き・・気をつけてな」
壮大はすこし微笑んだ。
「ああ、心配すんな」
壮大はトンネルの中へ入って行った。
トンネルの中は前とは違っていた。
「湿度が高い・・」
気が付くとあたりは霧に包まれていた。
そのとき、大きな声がした。
「選ばれしものよ!!」
声はトンネルを響きわたり、エコーがかかっているようだ。
「きたな」
足音が聞こえてくる・・
「お前は何者だ!」
闇にむかって叫んだ。
またエコー。
ライトが突然きえた。
「どうなって・・」
言いかけたとき、目の前にまばゆい光があらわれた。
「出やがったな」
光に目が慣れていないのでうまく開けられない。
光はさらにつよいひかりをはなち、
あたりは光に包まれた。
続く
「これでお前が見た幽霊を撮るぜ」
「本気か?壮大?」
「当たり前だ。」
太一はため息をついて、
壮大を見つめた。
「なら、お前一人で行けよ。俺はごめんだね」
太一は懐中電灯を差し出した。
壮大は何も言わず受け取った。
「なあ、壮大・・・」
「・・・?」
「き・・気をつけてな」
壮大はすこし微笑んだ。
「ああ、心配すんな」
壮大はトンネルの中へ入って行った。
トンネルの中は前とは違っていた。
「湿度が高い・・」
気が付くとあたりは霧に包まれていた。
そのとき、大きな声がした。
「選ばれしものよ!!」
声はトンネルを響きわたり、エコーがかかっているようだ。
「きたな」
足音が聞こえてくる・・
「お前は何者だ!」
闇にむかって叫んだ。
またエコー。
ライトが突然きえた。
「どうなって・・」
言いかけたとき、目の前にまばゆい光があらわれた。
「出やがったな」
光に目が慣れていないのでうまく開けられない。
光はさらにつよいひかりをはなち、
あたりは光に包まれた。
続く
感想
感想はありません。