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秘密基地?

[117]  莉緒  2009-08-06投稿
「もう、終わる?」




後ろから朋哉の声がした
振り替えるとキッチンの入り口に朋哉が立っていた





「ビックリしたぁ!もう少しだから、向こうで待ってて」

そういった優里亜を再びイヴ・サンローランの香りが包み込んだ



「もう待てねぇよ。どれだけ待ったと思ってんだよ?」


それは優里亜も一緒だ
朋哉に会えるこの日を
どんなに待ちわびたことか


「私だって会いたかっ…」

そう振り返った優里亜の唇を朋哉の唇がふさいだ


「…んんっ」

朋哉のキスは
始めは優しく
徐々に激しさを増していく


優里亜の身体はすっかり力が抜け
全てを朋哉に委ねていた



優里亜を抱き締めていた朋哉の手が
背中から腰へと落ちていく

「…っっ!」



声にならない



「ここじゃ明るすぎるね」


そう言うと朋哉は優里亜を抱き上げ
薄暗い照明のついたリビングのソファへと運んだ


イヴ・サンローランにタバコの香りが入り込む


ますます優里亜を興奮させた





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