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desteny??

[387]  meeco  2009-08-06投稿
「幾ら、無敵だからって、お父さんが、代議士だからって、私が貴方に好きにされる覚えは無い!!私には・・・、好きな人が居るの。」

中川は、私を嘲笑った。

「好きな人って、淳って奴だろ?麗華から聞いてるよ。だから、何なの?セックスしてねぇんだろ?淳って男にも、粘着ストーカー女が着いてるらしいじゃん。香里が入れる隙なんて、無いんじゃ無いの?」

「身体の関係が無かったからって・・・。淳と私は・・・。」

麗華が、何気無く、中川に、私と淳の事を話していた。中川の言葉が、私の胸を撃ち抜いた。

「男なんて、結局、そんな生き物なんだよ・・・。純粋な香里ちゃんには、解んないだろうけど。身体の関係無しに、プラトニックに好きだって言ってるのは、ガキだけなんだよ・・・。」

中川は、私の膝に両手を乗せると、諭す様に言った。

淳を信じたい―\r

でも―\r
中川の言う事も、男性の性質としては、間違って居ない気がしていた。

淳だけは、そうでは無いと思いたかった。

私が好きな、淳は―\r

身体の関係が無くても、今でも、私の事が好き―\r

そう言ってくれた―\r

頭の中で、色々な事が交差していた。

「あっちゃんは・・・、あっちゃんは、違う・・・。」

「あっちゃんが、そうじゃ無いって言うなら、そう思ってりゃ良いじゃん。後で、きっと痛い目を見るだろうけどね・・・。そうそう・・・、そろそろ、良い気持ちになって来たんじゃない?」

「えっ・・・?」

最初は、中川の言っている意味が分からなかった。

「さっき、香里が口付けた、この珈琲だけどね、中に向精神薬が入ってるんだ。味、解んなかったでしょ?」

また、凄い早さで、全身が固まった。

この先に、何が起きるか解ってしまった瞬間に、背筋が凍る程の、恐怖感に襲われた。

「向精神薬って・・・。」

「もう、目がトロ〜んとなっちゃってるよ?何て言うのかなぁ・・・、テンションが上がるって言うのかなぁ?エッチな気分になっちゃうんだよ。」
「ど、ど、どうして・・・。」

私は、段々、普通に話すのが困難な状態になった。眠いのか、酒に酔って居る時にも似ていて、それで居て、どれとも、少し違う状態になっていた―、

「また、暴れられても、大変だしね?ここは、山の中の別荘とは違って、都心の一等地なもんで。過剰に、騒いだら、人だって来るかも知れない・・・。それに、香里だって、セックスの気持ち良さ、知りたいだろうと思ってさ。俺なりの気遣いだよ。」

その言葉から、数秒後、私の記憶は、途切れがちになった―

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