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大切な人へ

[362]  Woo  2009-08-07投稿
彼(晃)と出会ったのは、私が中学2年の頃。
7歳も離れた人だった。
私は、反抗期と周りの環境っていうのもあってかなり荒れた毎日を過ごしていた。
あれは、当時付き合っていた彼と別れた日…ショックでもなかったけど、夜中にフラフラしていた時のことだった。
とある公園で考え事をしていた私に『子供は早く帰りなさい』っとイヤミな一言。
『てめぇーもガキだろっ!』といい返した私に、何故か彼は大人の対応で話を聞いてくれた。
『今日彼氏と別れてさ〜対して好きでもなかったけど、楽しかったんだよね』なんて、たわいもない会話。
でも久しぶりに誰かに相談というか話を聞いてもらった事に喜びを感じた。
田舎だったから、噂の力が凄くて、『あの子不良でしょ?』とか『警察のお世話になるような問題児でしょ?』とか…
そういう子だって、案外普通で、ただ聞いて欲しかっただけなんだよね。
その時は、優しくされた事に、ただただ嬉しかった。
それから、私は彼に会いたいがためだけに毎日その公園へ向かった。
一週間通っても来ない…。『あの日は彼の気まぐれだったのかな…』
『何のために通ってるんだろ?馬鹿みたい…』
なんて考えながら歩いてると、『こら!不良少女!!』って聞き覚えのある声。
なんかわからないけど、泣きそうだった。
『…あっ、私この人好きだっ!』って思った瞬間だった。
『あの…また、話がしたくて…』
彼は快く『じゃあ、日曜日の昼間ねっ。女の子が夜中出歩いたらダメだ!』って、やっぱり少しイヤミ…。
『じゃあ日曜日にあの公園で』と言った私に笑顔で返してくれた。
こんなに一日が長く感じたことはないってぐらい待ち遠しかった。
待ちに待った日曜日!!
彼がいた!!
『話はなんだい?』と彼が言った瞬間、『好きなんだけど!』って勢い余って言ってしまった…。
彼の返事は…『俺、結婚してるんだよね。子供もいる。』
予想外の結末に、頭が真っ白だった。
でもとっさに出た言葉が、『じゃあ、たまに話聞いて』だった。
そのあとその日の会話は、一切覚えてない。
それから、しばらく立ったある日彼から電話がなった。
『話を聞いてくれないかな?』
正直フラれた人に会いたくなかった。でも何故だか『わかったょ』って答えてた。

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