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渡り鳥2

[355]  SAYA  2006-07-25投稿
――キーンコーンカーンコーン


鳴り響くチャイムと共に今日1日が終わる。
千鶴は鞄に荷物を詰め、駆け足である場所へと向かう。


そう、それは屋上。

千鶴はいつもの様にmyカメラを出し、好きな曲を口ずさみながらシャッターを切る。

すると突然見馴れない男子生徒が千鶴に声をかけた。
「歌うか写真撮るかどっちかにしたら?」

「あんたに関係あらへんやろ。」
「キッツイお言葉やな〜」
嫌みっぽく男子生徒は言う。
当然千鶴は無視。
男子生徒はため息をつきながら帰り際に千鶴に耳打ちした。
「あんた声ええのにもったいな。」

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