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青い瞳の転校生 第6話

[356]  内田俊章  2009-08-11投稿
転校生 6

 「どうだ?羨ましいか?」

 「そりゃあ、そうさ。外人となんて、話したことないし……。」

 「それから?」


 「……。それから、あんなに可愛い外人さんと、同じ教室の中で、同じ空気を吸っているなんて、夢みたいでよ!」

 「勇二も、大げさだな!」

 隆は、声を出して笑った。

 すると、スージーを囲んで話をしていた、4人の女子が、隆たちの方 を見た。

 「おい、笑うなよ!皆に注目されたじゃないか!」

 「スージー。勇二がスージーと、話がしたい、だって!」

 隆が、そう言うと、勇二が慌てて、隆の口をふさいだ。

 「隆!変な事を言うなよ!」

 「ユウジ?何ですか?」

 スージーは立ち上がって、勇二の側へ来た。

 「いや〜、あの〜、その〜……。」

 勇二は、上がり性で、顔を真っ赤にして、黙り込んでしまった。

 すると、スージーは優しく、勇二に声をかけた。

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