輪 7
「ふぅん?例えば…?」
「…っと、立ち話もなんですから、とりあえず僕の部屋に行きましょう。」
え?卓哉くんの…部屋ぁ!?
もしかして…いやいやいや!ないない!
まだそんなんじゃないし…。
「…?二階の右側の1番奥の部屋です。ついてきてくださいね。」
は、はい!
…本当、今日の私変。
妄想ばかり…。
…辺りを見回すと高級そうなインテリアばかり並んでいた。
うわぁー。
卓哉くん家って凄い金持ちじゃない……。
…庶民の私なんかがこんな所に居てはいけないような…そんな気がして悲しくなってしまった。
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