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青い瞳の転校生 第8話

[345]  内田俊章  2009-08-14投稿
ときめき 1

 旭岡市にも、暑い夏がやって来た。

 スージーは、すっかりクラスに馴染み、誰とでも仲良く、話が出来るようになっていた。

 特に、ひとみと、隆と、勇二は、仲良し4人組で、何をするにも一緒だった。

 夏休みが近づいた、7月20日、隆たちの小学校では、海浜学校が予定され、5年生である隆たちは、1泊2日の宿泊研修に行くことになっていた。

 出発の朝、学校の前には、3台のバスが到着し、5年生の3クラスが、それぞれのバスに乗り込んだ。

 旭岡市は、海に面していないため、クラスの半数程は、初めての海であった。

 バスの中では、歌を歌ったり、ゲーム等で、賑やかだった。

 「スージーは、泳げるのか?」

 隆がスージーに聞いた。

 「私が育った町にも、海が無かったから、入った事が無いし、分からない!プールでは、少しだけ。タカシは?」

 「俺は毎年、家族と海へキャンプに来てるから、何メートルでも泳げるゾ!」

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