リレー小説:あまりにも過疎な世界〜プロローグ〜
何も聞こえない、
何もない…
真っ白で、壁も床も天井も重力も存在しない
どっちが上で、どっちが下なのかさえ分からない…
そんな殺風景な世界の只中で、彼は胎児のように、ミリ単位でゆっくりと回っていた
何も無い世界
彼という存在
ただ、
それだけ
あまりに果てしない時の中で、彼は呆けたように無心でいる
体は完全に脱力状態で、目は虚ろ
まるで思考が停止しているかのようであった
しかし突然、彼の頭の中に疑問が浮かぶ
何故、この世界があるのか
何故、僕だけなのか…
と、この光景を“当たり前”だと思っていた彼にとって、とても可笑しな疑問だった
僕はどうやってこの世界に産まれたのだろうか…
母親は居るのだろうか…
この世界の果てに、壁のような物質は存在するのだろうか…
頭の中で意味も無く繰り返される疑問
すると、暫く考え込んでいた彼の眼下に、あるモノの影が姿を表す
最初は霧がかかったようで見えなかったが、徐々にはっきりした形になってゆく
彼はとても興味を惹かれた
影の正体は大きなクジラであった
ヒレを羽ばたかせて泳ぐ姿は大迫力である
「あの生き物は…」
初めて彼が言葉を口にした、
次の瞬間―――\r
何もない…
真っ白で、壁も床も天井も重力も存在しない
どっちが上で、どっちが下なのかさえ分からない…
そんな殺風景な世界の只中で、彼は胎児のように、ミリ単位でゆっくりと回っていた
何も無い世界
彼という存在
ただ、
それだけ
あまりに果てしない時の中で、彼は呆けたように無心でいる
体は完全に脱力状態で、目は虚ろ
まるで思考が停止しているかのようであった
しかし突然、彼の頭の中に疑問が浮かぶ
何故、この世界があるのか
何故、僕だけなのか…
と、この光景を“当たり前”だと思っていた彼にとって、とても可笑しな疑問だった
僕はどうやってこの世界に産まれたのだろうか…
母親は居るのだろうか…
この世界の果てに、壁のような物質は存在するのだろうか…
頭の中で意味も無く繰り返される疑問
すると、暫く考え込んでいた彼の眼下に、あるモノの影が姿を表す
最初は霧がかかったようで見えなかったが、徐々にはっきりした形になってゆく
彼はとても興味を惹かれた
影の正体は大きなクジラであった
ヒレを羽ばたかせて泳ぐ姿は大迫力である
「あの生き物は…」
初めて彼が言葉を口にした、
次の瞬間―――\r
感想
- 18028: スタートですね☆壮大でワクワクします…シャイン [2011-01-16]
- 18031: 揚羽:この作者さん…この世界観…凄過ぎる!ファイト愛弟子? [2011-01-16]
- 18055: あまりに内容が無さ過ぎて先の展開が難しいと思いますが、 [2011-01-16]
- 18056: どうかよろしくお願いします? [2011-01-16]
- 18063: 凄いです!頑張ります☆唯沙 [2011-01-16]
- 18066: 投稿しましたー!唯沙 [2011-01-16]
- 18071: ありがとうございます! [2011-01-16]
- 18108: さぁさぁさぁ☆ワクワクしてきましたあ…シャイン [2011-01-16]