罪悪感 22
『別れてくれないか…。』
子供が寝静まった後…社長は重い口を開いた…。
『あ…なた…あ…あ…あの女ね…あの佐山とかいう女…。』
つまみを運びながら…佳代は問う…。
『彼女を愛してるんだ…。』
ガシャーン!!
皿を床に投げ付けて…佳代は言う…。
『あっあんな女のどこが良いの!?それに私達には子供が…。』
『俺の子か?』
『!?』
佳代は…言葉を失った…。
『俺は知ってる…。君には結婚当初から男がいた…。』
佳代は…震える体を抑えながら…床に散らばった皿のカケラを拾う…。
『それでも俺は君を愛してた…だから…気付いてないふりをしてこのまま夫婦を演じようと思った…。』
カケラを拾い終えても…佳代は立とうとしなかった…。
『だが…彼女に出会ってしまった…。
最初は…きれいな子だと思っただけだった…。しかし…湯沸室で二人っきりになってしまった時…俺はあやまちを起こしてしまった…。』
『きっ聞きたくないゎ!!!良いじゃないこのまま夫婦をやっていけば…。』
『佳代…俺は…』
君を抱いた時…佐山君を抱いている時以上に…罪悪感を感じてしまったんだ…。
続
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