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さよならは空に消えた

[611]  文月  2006-07-26投稿
初めてココに来ます。連載で実話を元に書きます。読んでいただけたら幸いです
***

私が小学生の時。私は学年全体からイジメにあってました。今思うと私は内気で弱くて、周りから見て苛々する気持ちも判らないでもない。
けど、何故簡単に人のことを知らないであんな真似が出来るのだろう?私は不思議でたまらなかった。
どうせ自分より下と見える人物がいて安堵してるに違いない。
人間って愚かだ。
冷めてしまっていた私はそう思いながら自分の悪口を言いながら走っていく男子を横目で見た。
「まいねー」
それでも友達はいた。
友達かもワカラナイケド。
「あっゆりねぇ!」
その子は私をまいねぇと呼んだ。私は彼女をゆりねぇと呼んだ。
「今日遊ばない?」
「ぅーん…キョウハあきねぇと遊ぶの」
ゴメンネ と可愛らしく首を傾げる。
その頃の私たちは彼女の奪い合いだった。
「はぁ…疲れた」
今日もからかわれた‥もう学校行きたくない!
「ただいま」
入ると同時に聞こえてくる親の罵声
また、か……
最近お互いの意見が合わないのか両親は喧嘩をする。「ただいま‥」
「あぁおかえり舞…」
「ちッ…あ?んだその目は」髪を強くひっぱられる
「舞に手をださないでよ!」母さんが慌てて私にまで手を出す父を止める。
「二階に上がってなさい」
痛みを押さえて二階へ駆け上がる。
「はぁ…はぁ…ッ!」
痛い。痛い痛い痛い。
下から悲痛な声が聞こえてくる。何でブツノ 何で怒るの。ヤメテよ…ヤメテッ
この時期私にとって最悪な時期だった。死にたいとか殺してやりたいトカ
「も、ヤダ…ッ」
誰か、誰でもいいから…傍にいてよッ
「僕が傍にいる」
どこからか声が聞こえてくる。
「誰…?」
「僕だよ、判らない?」
判らない…判らない筈なのに。知らない人の筈なのに。
「カ…オルくん?」
自然と洩れた少年の名前。「そうだよ‥舞」
知らないはずの彼を、ずっと知っていた気がした。
彼との出会いが、私を変えた。
***続く***

感想

  • 2703: ホントに実話? [2011-01-16]
  • 2706: ちなみに私も舞(´∀`) [2011-01-16]
  • 2712: なんじゃこりゃ〜(笑) [2011-01-16]
  • 2725: イジメはキツイよね。メッチャ辛くない? [2011-01-16]
  • 2742: 不思議ぃ(?_?) [2011-01-16]
  • 2752: かおるくん不法侵入ですか(笑) [2011-01-16]
  • 2754: 実話を元に…だろ?だから実話かつ、実話ぢゃねぇんだから分かれよ(^_^;) [2011-01-16]

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