リレー小説:あまりにも過疎な世界ー3〜夢〜
それは一瞬の出来事であった
望の体は大きな波に飲み込まれ、再び呼吸の出来ない世界へと引きずり込まれてしまう
薄暗く、恐怖しか広がっていない水中で望はもがき苦しんだ
苦しい…
苦しい……!!
もう、さすがに限界であった
体内に、容赦なく大量の海水が入り込んでくる
やがて意識を失い、望はゆっくりと目を閉じた
だが望はある夢を見ていた
必死に母を追いかけている夢だ
遠ざかる母の背中を見つめながら、追いかける
けれど、絶対に追い付けない
どんなに走っても
母の背中は遠ざかって行くばかり
望は泣き崩れ、嘆く
夢はそこで終わる
夢が終わったと同時に望は目を覚ました
目には涙がたまっていた
望は零れ落ちた涙を拭いながら辺りを見渡す
そこは、誰かの家のようであった
暖かい日差しが窓から差し込んでいて、とても気持ちが落ち着いた
しかし、頭痛と吐き気が酷かった
何故だろうか
「………!」
そこでやっと自分の身に何があったのかを思い出した…
望の体は大きな波に飲み込まれ、再び呼吸の出来ない世界へと引きずり込まれてしまう
薄暗く、恐怖しか広がっていない水中で望はもがき苦しんだ
苦しい…
苦しい……!!
もう、さすがに限界であった
体内に、容赦なく大量の海水が入り込んでくる
やがて意識を失い、望はゆっくりと目を閉じた
だが望はある夢を見ていた
必死に母を追いかけている夢だ
遠ざかる母の背中を見つめながら、追いかける
けれど、絶対に追い付けない
どんなに走っても
母の背中は遠ざかって行くばかり
望は泣き崩れ、嘆く
夢はそこで終わる
夢が終わったと同時に望は目を覚ました
目には涙がたまっていた
望は零れ落ちた涙を拭いながら辺りを見渡す
そこは、誰かの家のようであった
暖かい日差しが窓から差し込んでいて、とても気持ちが落ち着いた
しかし、頭痛と吐き気が酷かった
何故だろうか
「………!」
そこでやっと自分の身に何があったのかを思い出した…
感想
- 18461: 壮大なファンタジー風になってきましたね−シャイン [2011-01-16]
- 18518: 何が起こったの???あ、考えるの私だ…。唯沙 [2011-01-16]
- 18600: 投稿しました☆唯沙 [2011-01-16]
- 18622: どうも? [2011-01-16]
- 18658: 了解明日読んで検討するね☆シャイン [2011-01-16]