携帯小説!(PC版)

†死に歌

[391]  2009-08-22投稿

紙クズになった歌に 君なら何を吹き込むだろう
風船みたいに膨らんで 割れてしまう気がするよ

暮れる空が告げる また今日が終わるって
僕は何か見つけたかな 輝く意思なんてもの

幾億の時を越えていても 何もしなきゃ 見つからない
大事だと感じるもの ケースに詰めて 帰りたい

空包む闇が告げる おやすみなさいって
僕は今日も見つけられない 眼を閉じる

誰にも理解されなくていい 僕の言葉は僕だけのもの
大切なんて ありすぎて 詰め切れないよ
心震わす歌が書けない 僕の歌なのに
自分の心にさえ届きはしないメロディー

頭の片隅で死んでいる歌

無意味になった言葉 書き残してもムダな気がして
ぬけがらみたいに風に吹かれ 飛んでいってしまえ

天気予報が告げる また明日も雨降りだって
僕は何が好きか解らない ただ濡れていたい

誰にも届かない声は空に消えて 闇に飲み込まれた
大切なことさえも上手に歌えない
大気を揺らしても ただ虚しさ沸き上がり
誰の心にも伝わりはしないメロディー

誰にも理解されなくていい ただ僕が笑えればいい
誰かのための歌も 素敵な話だけど
僕にはまだ早い まずは自分を慰めて
いつかは誰かに歌う死んだメロディー

感想

  • 18820: 良い詩ですね!明 [2011-01-16]
  • 18866: ありがとうです☆まさに今を書いた等身大の詩です 楓 [2011-01-16]
  • 18888: 翔:本当にメロディをつけたくなるような詩ですね。 [2011-01-16]
  • 18890: いつか自分の詩で歌いたいなんて思いますね☆ 楓 [2011-01-16]

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