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君からの手紙〜58〜

[360]  YOSI  2009-08-22投稿
ある日の昼休み、石田と和枝は、休憩室で食事をしながら、話しをしていた。
「その後、荒木さんから連絡はちょくちょくあるの?」
「え?ああ、ありますよ『元気にしてる?』ってゆう他愛もない電話とかメールですけど…」
「そうか…。荒木さんも、この店ではいろいろあったから、安心したよ」
「石田さん…私と荒木さんの、この数日間のやりとりは、知ってました?」
「まあ、耳に入ってきてたよ。幸せだよね…荒木さんは。新井さんは、はっきりと意思表示してるしね」
だが、和枝の表情が、今一さえないことに気づいた。
「どうしたの?」
「いろいろ聞いてると思いますけど…荒木さん、今、乗り越えようとしている壁があるんだと思います。…でも、それは私が協力しても、きっと限界があるんだと思います」
「限界?なんで?好きなら、きっと乗り越えられるんじゃないかな?『好き』と伝えたの?」
「いえ…でも、わかってくれているみたいでした。」
「そう…難しいよね。こればっかりはね」
「実は、昨日…夕樹さんに…」
「夕樹さん?彼女がどうしたの?」
和枝は、下を向いて、言いにくそうだったが、ようやく話しだした。
「少し話す機会があって、彼女の過去のこと聞いたんです…つらいですよね。恋愛のことも聞いたし…それが荒木さんの過去と似ていることも…そのことについて私、もっと早く知りたかったなあ」
「そう…俺も荒木さんから、過去のこと聞いたよ。確かにつらいよね。で、夕樹さん他に何か言ったの?」
「ええ…『荒木さんと巡りあって、これから乗り越えようとしていること…これは運命だと思います』って。私…否定出来なかった。きっと、その通りだと思ったから…」
「そんな…でも、あきらめちゃ、だめなんじゃないかな?俺も応援するからさ。頑張りなよ」
「ありがとうございます。…優しいですね。そうしてみます。あと、私、夕樹さんとのやりとりのなかで、もうひとつ気になることが、あるんです」
「気になること?」
「ええ…」

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