スラム part70
「どんなに強い人でも必ず隙があるんだ。それを見逃さずにいこう。絶対に勝ちにいこう!!」
試合前の相葉先生の言葉。たぶん全員が理解できていると思う。
言葉の意味じゃなくて、相葉先生は今、俺たちと一緒に戦ってるってことを。
去年、俺たちの部は廃部の危機に立たされていた。
残っていた顧問が定年退職することと部員不足のせいだ。
誰かが代わりになればいいのだが、顧問をやってくれる先生はいなかった。
だというのに、去年赴任されたばかりで、クラブの顧問の研修のような理由で一時顧問をしていた相葉先生が一役かって、主顧問になってくれたのだ。
あとで他の先生に聞いたところ、相葉先生は
「以前、彼らの試合を見たときに私は彼らなら上を目指せるんじゃないかと思ったんです。ですから私は彼らがどこまで行くのか見てみたい。一新任教師としてはわがままかもしれませんがお願いします!!」
と申し出たらしい。
新任教師は覚えることがたくさんあるため本来うちの学校では主顧問にはなれない。
だが、相葉先生はそれらのものを休憩時間もほとんど取らずに終わらしていたらしい。
この事は部員全員が知っている。
まず、相葉先生がいなければこの舞台に立つことも出来なかったかもしれない。
修二は相葉先生に感謝していた。
「よし、行くぞ。」
修二が言った。
「翔星学院、本山高校、両校整列!!」
審判の声とともに両校が整列した。
審判が手をかざすと同時に両校が礼をした。
「先鋒残って。」
そう言われてすぐ新藤と翔星の先鋒以外の選手が下がった。
決戦の時がすぐそこまで迫っていた。
試合前の相葉先生の言葉。たぶん全員が理解できていると思う。
言葉の意味じゃなくて、相葉先生は今、俺たちと一緒に戦ってるってことを。
去年、俺たちの部は廃部の危機に立たされていた。
残っていた顧問が定年退職することと部員不足のせいだ。
誰かが代わりになればいいのだが、顧問をやってくれる先生はいなかった。
だというのに、去年赴任されたばかりで、クラブの顧問の研修のような理由で一時顧問をしていた相葉先生が一役かって、主顧問になってくれたのだ。
あとで他の先生に聞いたところ、相葉先生は
「以前、彼らの試合を見たときに私は彼らなら上を目指せるんじゃないかと思ったんです。ですから私は彼らがどこまで行くのか見てみたい。一新任教師としてはわがままかもしれませんがお願いします!!」
と申し出たらしい。
新任教師は覚えることがたくさんあるため本来うちの学校では主顧問にはなれない。
だが、相葉先生はそれらのものを休憩時間もほとんど取らずに終わらしていたらしい。
この事は部員全員が知っている。
まず、相葉先生がいなければこの舞台に立つことも出来なかったかもしれない。
修二は相葉先生に感謝していた。
「よし、行くぞ。」
修二が言った。
「翔星学院、本山高校、両校整列!!」
審判の声とともに両校が整列した。
審判が手をかざすと同時に両校が礼をした。
「先鋒残って。」
そう言われてすぐ新藤と翔星の先鋒以外の選手が下がった。
決戦の時がすぐそこまで迫っていた。
感想
感想はありません。
「 やいち 」の携帯小説
スポーツの新着携帯小説
- ベースボール・ラプソディ No.69
- ベースボール・ラプソディ No.68
- 大好きだった…ただ、大好きだった。
- 大好きだった…ただ、大好きだった。No.5 登場人物紹介
- 大好きだった…ただ、大好きだった。
- 大好きだった…ただ、大好きだった。
- 大好きだった…ただ、大好きだった。