ユニゾンハーツ ?−3
真司
「そうだろ?ヒビキさん?」
ヒビキ
『…………』
ヒビキは黙ったまま会長を見ていた。
真司
「薬って一体なんだ?」
ヒビキ
『…………』
そう言う会長にヒビキは鋭い視線を会長に向けた。
しかし会長もそれにたじろぐ事なくヒビキを見ていた。
そのまま二人が睨み合ったまま数分が流れた時だった。
ヒビキが口を開いたのだ。
ヒビキ
「薬の名前はアルファ。
正式名称XAR−44。
その薬を飲むとさっきの寄生虫が寄生して膨大な魔力を与える…けど膨大過ぎる魔力で人族はその原形を留めることが出来ず、関口みたいにあんな姿になってしまう」
真司
「アルファ……ねぇ
パラディンのデータバンクにはなかったな。
なんでそんな事、知ってるんだ?」
ヒビキ
『別に……偶然、知ってただけよ』
真司
「ヘェ〜……なるほど。
まぁ…そう言う事にしといてやるよ」
そう言うと会長は少し笑いながらヒビキに言った。
それを見て、僕はヒビキが怒るんじゃないかと思い、ヒビキを見るとヒビキは少しだけ悲しげな顔をしていた。
すると僕が見ているのにヒビキが気付いた。
ヒビキ
『ん?どうしたの達也?』
達也
「えっ!?…いや、何でもないよ!」
僕はそう言ってヒビキから視線を逸らした。
なんだか見てはいけないものを見てしまったと思ったからだ。
真司
「さて……次は桐原君。君の事に関してだ」
達也
「えっ?」
会長がそう言うと他の二人も僕の方を見てきた。
真司
「率直に言うパラディンに入るんだ桐原君。
君は狙われているようだし入ってくれればこっちとしても助かるんだが………どうだろう?」
確かに僕は狙われていると関口は言っていた。
もし狙われるような事があればまた美奈に危害が及ぶかもしれない……それだけは絶対に避けたい。
それに自分の力で守れるようになるにはパラディンに入ったがいいだろうし……
ならば今、僕に出来ることは一つしかない。
達也
「……わかりました。パラディンに入ります」
真司
「いいんだな?」
達也
「はい……!」
その言葉に嘘はなかった。
こうして僕はパラディンの一員となった。
「そうだろ?ヒビキさん?」
ヒビキ
『…………』
ヒビキは黙ったまま会長を見ていた。
真司
「薬って一体なんだ?」
ヒビキ
『…………』
そう言う会長にヒビキは鋭い視線を会長に向けた。
しかし会長もそれにたじろぐ事なくヒビキを見ていた。
そのまま二人が睨み合ったまま数分が流れた時だった。
ヒビキが口を開いたのだ。
ヒビキ
「薬の名前はアルファ。
正式名称XAR−44。
その薬を飲むとさっきの寄生虫が寄生して膨大な魔力を与える…けど膨大過ぎる魔力で人族はその原形を留めることが出来ず、関口みたいにあんな姿になってしまう」
真司
「アルファ……ねぇ
パラディンのデータバンクにはなかったな。
なんでそんな事、知ってるんだ?」
ヒビキ
『別に……偶然、知ってただけよ』
真司
「ヘェ〜……なるほど。
まぁ…そう言う事にしといてやるよ」
そう言うと会長は少し笑いながらヒビキに言った。
それを見て、僕はヒビキが怒るんじゃないかと思い、ヒビキを見るとヒビキは少しだけ悲しげな顔をしていた。
すると僕が見ているのにヒビキが気付いた。
ヒビキ
『ん?どうしたの達也?』
達也
「えっ!?…いや、何でもないよ!」
僕はそう言ってヒビキから視線を逸らした。
なんだか見てはいけないものを見てしまったと思ったからだ。
真司
「さて……次は桐原君。君の事に関してだ」
達也
「えっ?」
会長がそう言うと他の二人も僕の方を見てきた。
真司
「率直に言うパラディンに入るんだ桐原君。
君は狙われているようだし入ってくれればこっちとしても助かるんだが………どうだろう?」
確かに僕は狙われていると関口は言っていた。
もし狙われるような事があればまた美奈に危害が及ぶかもしれない……それだけは絶対に避けたい。
それに自分の力で守れるようになるにはパラディンに入ったがいいだろうし……
ならば今、僕に出来ることは一つしかない。
達也
「……わかりました。パラディンに入ります」
真司
「いいんだな?」
達也
「はい……!」
その言葉に嘘はなかった。
こうして僕はパラディンの一員となった。
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