(仮)消えた男…陰の薄い恋…34-2
リポーター「あの、犯人は?これはテロですか?犯人の目的は?人質は?」
響刑部「分からん!分からん!今、来たばかりで分からん!これからだ!とにかく、ここは危ないから少し離れてくれ。
それに犯人を煽るような報道はやめてくれ!」
そう言って響刑部は関係者を捜しに行った。
それでもリポーターは近くで過激な報道をしていた。
他の報道記者や雑誌記者やテレビリポーターはいない。
テレビ局のリポーターの彼女とハンディカメラで撮っている彼だけだった。
2人の独占だ!
リポーターの彼女は、いつも街中でインタビューするだけで名前も顔も全く知られてない。
ここぞ、とばかりに過激なリポートをしていた。
そのお陰で彼女の所属しているテレビ局だけが事件を生放送していたので視聴率が驚異的な記録を出していた!
その視聴率は今後、破られる事がない数字だろう。
リポーター「あっ!見て下さい。今、上から紙が落ちて来ました!犯人からの声明文でしょうか!?」
上から紙がヒラヒラと落ちて来た。
リポーターの彼女は、その紙を勢いよくキャッチした…
その瞬間!爆発した。
リポーターの彼女は吹っ飛んだ…
その様子は生放送で全て流れた。
リポーターの彼女はピクピクしていたが直ぐに動かなくなった…
テレビはザッーと映らなくなって直ぐにCMになった。
男「アッハハハ。愉快、愉快。ウルサイあのリポーターの女は全国に自分のブザマな姿を映し出しただろう!
でも、ここに居るのも飽きてきた。
ここに居る全員を吹っ飛ばして俺様は違う場所に行くとするぜ!」
男は伊井 香 に向かって紙屑を投げた!
伊井 香 は突然の事に立ちすくんでいる。
咄嗟に安野 丈 は伊井 香 を突き飛ばした!
その瞬間!爆発した!!
伊井 香 は直ぐに安野 丈 へと駆け寄った。
香「安野さん!しっかりして!」
丈「伊井さんは大丈夫?ケガはない?」
香「私は大丈夫!」
丈「うん。良かった。」
と言って安野 丈 は意識を失った!
つづく
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