DRAGON LOVER 16
家に戻ると、みんなへたりこんだ。
ばあさんのペンドラゴンの姿…。今思い出すと恐ろしくなる。
「知ってたのか?ばあさんがペンドラゴンて…。」
「知らなかった…。」
エリンは身震いしている…。あの姿はホントに恐ろしい…。
「さて…その娘の記憶を消さねばな…。」
「ばあさん!その前に…。ペンドラゴンってなんだよ!」
ライアンはばあさんに問い質す。
ばあさんは、ペンドラゴンの事、龍族の反乱、ライアンの親の事を話した。そして、エリンの事も…。
「エリン…お前が真のペンドラゴンになるには…、わしの体が消える時じゃ…。」
「えっ…。」
「その時になったら、全てを話そう…。もうその子が目を覚ましてしまう…。記憶を消さねば…。」
ばあさんは奈々ちゃんの額に手を当て、呪文を唱える。
「ばあさん…。俺の存在も忘れるのか?」
ライアンは不安げに見つめて呟いた。
「大丈夫…わしら魔界の事を忘れてもらうだけじゃ…。おぬし達の人間の姿は忘れない。」
「ありがとう、ばあさん。」
ライアンはホッとして僕を見た。
僕も笑い返す。
「さぁ、これで大丈夫じゃ…。もう人間界へ戻れ。」
ばあさんは椅子に腰を掛け少し疲れた様子を見せた。
「大丈夫?お祖母様…。」
エリンはばあさんに掛けより抱き着いた。
「大丈夫だよ…さぁ行きなさい。」
「…うん。」
死神のマントに包まれ、僕達の家へ戻る。
「ありがとな死神!」
僕は死神にお礼を言う。
「ハーン、エリン、ライアン…ペンドラゴンの事は時期が来たら必ず話す。その時はシヴァ様が消える前と思ってもらいたい…。王に正体を明かしたから、王族がシヴァ様を捕らえに来るかもしれない。その時は頼むよ。」
いつになく、真剣な顔をして話す死神に、僕等は決心をしてうなずいた。
「じゃ…またな…。」
そう言って死神は去った。
しばらくして奈々ちゃんも目覚め、また元の生活に戻る。
2章 終り
ばあさんのペンドラゴンの姿…。今思い出すと恐ろしくなる。
「知ってたのか?ばあさんがペンドラゴンて…。」
「知らなかった…。」
エリンは身震いしている…。あの姿はホントに恐ろしい…。
「さて…その娘の記憶を消さねばな…。」
「ばあさん!その前に…。ペンドラゴンってなんだよ!」
ライアンはばあさんに問い質す。
ばあさんは、ペンドラゴンの事、龍族の反乱、ライアンの親の事を話した。そして、エリンの事も…。
「エリン…お前が真のペンドラゴンになるには…、わしの体が消える時じゃ…。」
「えっ…。」
「その時になったら、全てを話そう…。もうその子が目を覚ましてしまう…。記憶を消さねば…。」
ばあさんは奈々ちゃんの額に手を当て、呪文を唱える。
「ばあさん…。俺の存在も忘れるのか?」
ライアンは不安げに見つめて呟いた。
「大丈夫…わしら魔界の事を忘れてもらうだけじゃ…。おぬし達の人間の姿は忘れない。」
「ありがとう、ばあさん。」
ライアンはホッとして僕を見た。
僕も笑い返す。
「さぁ、これで大丈夫じゃ…。もう人間界へ戻れ。」
ばあさんは椅子に腰を掛け少し疲れた様子を見せた。
「大丈夫?お祖母様…。」
エリンはばあさんに掛けより抱き着いた。
「大丈夫だよ…さぁ行きなさい。」
「…うん。」
死神のマントに包まれ、僕達の家へ戻る。
「ありがとな死神!」
僕は死神にお礼を言う。
「ハーン、エリン、ライアン…ペンドラゴンの事は時期が来たら必ず話す。その時はシヴァ様が消える前と思ってもらいたい…。王に正体を明かしたから、王族がシヴァ様を捕らえに来るかもしれない。その時は頼むよ。」
いつになく、真剣な顔をして話す死神に、僕等は決心をしてうなずいた。
「じゃ…またな…。」
そう言って死神は去った。
しばらくして奈々ちゃんも目覚め、また元の生活に戻る。
2章 終り
感想
- 19154: いいねー!熱い☆唯沙 [2011-01-16]
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