携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> desteny??

desteny??

[284]  meeco  2009-08-25投稿
「戻りたいって・・・?」

「抱いて・・・、欲しいの。」

淳は、私の言葉を聞き、戸惑った表情で、足元を見詰めて言った。

「そりゃあ、俺だって男だからさ、好きな女にそんな事言われちゃあ、朝まで、話して終わりにしたくないぜ?でもな・・・、香里は、俺にとって、その辺に居る様な女とは違うんだよ・・・。」

「違う・・・?」

「大切な人なんだ・・・。」

私は、勇気を振り絞り、淳に抱きついた。

こんな事を、自分からしたのは、産まれて初めてだった―\r

それは、私の身体が勝手に動き出したのだった。

「大切な人だって・・・、思ってくれてるなら・・・、抱いてよ!!高校二年生の夏、日帰り旅行に行ってたら、私は、あっちゃんとこうなる筈だったんだから!!」

私に、不意に抱き付かれた淳は、言葉を発する事が出来ずに、私を、受け身で支える様に抱き締め返した。

「香里、あのな・・・。お前、何か勘違いしてるぜ。」

淳は、私を一旦、自分から引き離し、ゆっくりと話し始めた。

「勘違い・・・?」

「俺は、香里とそう言う事したいって言うよりもな、お前に、別れてくれって言われた日から、今までの失われた時間を取り戻したいって思ってんだ。」

「でも・・・。」

淳は、私の背中を押し、三階に有る、自分の部屋まで私を連れて行った。

「良いから・・・、外だと近所迷惑だから、家の中に入んなよ。」

淳は、そう言って私を部屋の中に入れた。

淳の部屋は、とても、お洒落で整理整頓されていた。

初めて見る、淳の部屋の中で、私は、キョロキョロしていた。
「あっちゃんの部屋、綺麗だね・・・。男の子の部屋とは思え無いよ・・・。」

「そっかぁ・・・?掃除してくれる子も居ないしさ、輩の部屋なんて、汚いもんだよ・・・。」

「ううん・・・。綺麗だって、ほんとに。」

「香里、何か飲むか?」

淳は、冷蔵庫を開けて、私に背を向けたまま、聞いた。

「ありがとう・・・。今は、良い・・・。」

「そっか。」

淳は、ミネラルウォーターのペットボトルを一本、冷蔵庫から取り出すと、半分位残っていたのを、一気に飲み干した。

気が付くと、私は、四十?位の広いワンルームの端に有る、ベットの前に立って居た。

「あっちゃん・・・。」

「ん・・・?」

「こっちに来て・・・。」

「香里・・・。」

「私の傍に居て欲しいの・・・、お願い。」

淳は、一歩一歩、こちらへ向かって歩いて来た。

数秒後、淳は、私を強い力で抱き締め、ベットに座らせた。


感想

感想はありません。

「 meeco 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス