カオスバスター 第4話:バグ
―キュル・異界門管理局―\r
「局長、転移装置に異常が見られました。」
管理局の局長は、部下に尋ねた。
「なに?どうしたんだ?」
「どうやらコンピュータウィルスが侵入してシステムにバグが生じたようです。」
「…。」
長い沈黙。局長は重い口を開き、さらにこう尋ねた。
「…復興までどれだけかかる。」
「もう修理は無理ですね。新しいシステムを作った方がいいでしょう。期間は大体一ヵ月くらいですね。」
「なら早く作り始めろ。」
コンコン 局長室のドアをノックする音がした。
「入れ。」
局長室にまた一人の部下が入ってきた。
「失礼します。先ほど、リク様を帰還しました。一緒にいたツバサ様は接続が切れてしまい、どこかに流されてしまいました。」
「そうか…。」
報告を終えた二人は局長室を後にした。
―異界門キュル側―\r
門から吐き出されたリクは門の前に倒れていた。
「いてててて…。」
リクには何が起きたのか分からなかった。通常、門に入ると一瞬でこちらに着くはずなのに、今回に限り次元の中を彷徨ったような感覚があった。
「リク様。お迎えにあがりました。」
「あぁ。ごくろうさん。アレ?ツバサは?」
そこにツバサの姿はなく、ただ霧のただよう空間が広がっているだけだった。「転移装置のシステムにバグがあったようでこの世界の何処かへ流されたようです。」
「げっ!?マジかよ。どうするんだ?」
「局長がおっしゃるには『終わったことは仕方ない。』だそうです。」
「局長が?ふ〜ん。じゃしょうがねぇか。それじゃ戻るぜ。」
「それでは移動します。」
迎えにきた者は指を鳴らし、リクと共に消えた。
―キュル・レーヴの村―\r
ツバサは夢を見ていた。ツバサとリクが闘い、言霊を使っている。しかし、ツバサの言霊は『波』ではない。ぼやけて文字が読みにくい。
ツバサの目が覚めた。そこは柔らかいベットの中だった。
「…どこだ?ここ?」
「局長、転移装置に異常が見られました。」
管理局の局長は、部下に尋ねた。
「なに?どうしたんだ?」
「どうやらコンピュータウィルスが侵入してシステムにバグが生じたようです。」
「…。」
長い沈黙。局長は重い口を開き、さらにこう尋ねた。
「…復興までどれだけかかる。」
「もう修理は無理ですね。新しいシステムを作った方がいいでしょう。期間は大体一ヵ月くらいですね。」
「なら早く作り始めろ。」
コンコン 局長室のドアをノックする音がした。
「入れ。」
局長室にまた一人の部下が入ってきた。
「失礼します。先ほど、リク様を帰還しました。一緒にいたツバサ様は接続が切れてしまい、どこかに流されてしまいました。」
「そうか…。」
報告を終えた二人は局長室を後にした。
―異界門キュル側―\r
門から吐き出されたリクは門の前に倒れていた。
「いてててて…。」
リクには何が起きたのか分からなかった。通常、門に入ると一瞬でこちらに着くはずなのに、今回に限り次元の中を彷徨ったような感覚があった。
「リク様。お迎えにあがりました。」
「あぁ。ごくろうさん。アレ?ツバサは?」
そこにツバサの姿はなく、ただ霧のただよう空間が広がっているだけだった。「転移装置のシステムにバグがあったようでこの世界の何処かへ流されたようです。」
「げっ!?マジかよ。どうするんだ?」
「局長がおっしゃるには『終わったことは仕方ない。』だそうです。」
「局長が?ふ〜ん。じゃしょうがねぇか。それじゃ戻るぜ。」
「それでは移動します。」
迎えにきた者は指を鳴らし、リクと共に消えた。
―キュル・レーヴの村―\r
ツバサは夢を見ていた。ツバサとリクが闘い、言霊を使っている。しかし、ツバサの言霊は『波』ではない。ぼやけて文字が読みにくい。
ツバサの目が覚めた。そこは柔らかいベットの中だった。
「…どこだ?ここ?」
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