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desteny??

[269]  meeco  2009-08-27投稿
「辛かったんだな・・・。」

「うん・・・。」

言葉にならなくなって居た。
淳の肩に、頭を乗せた。涙が止まらなかった。

「まだ・・・、有んだろ?」

「うん・・・。あっちゃんと逢うって約束だった、あの日ね・・・。待ち伏せされてたって、さっき、言ったでしょ?」

「うん・・・。」

「それからね、気絶してる間に、トランクに押し込まれて、山の中の、別荘に連れて行かれて・・・。」

「その先は、聞かない方が良いか?」

「ううん・・・、聞いて欲しいの、あっちゃんに。」

「香里が、話すのが辛く無いんなら、聞くよ。」

淳は、何か、覚悟を決めたみたいだった。

「助けを求めるにも、携帯も手元に無いし、電話も繋がって無くてね・・・。バスルームに投げる様に放り込まれて、ワインを身体に、掛けられてね、服を鋏で切り裂かれて、それから・・・、それからね・・・。」

「もう、良いよ・・・、香里。」
淳は、私が話すのを制止し、頭を撫でて、自分の胸に私の頭を押し当てた。

私は、それ以上、話を続ける事が出来なかった。涙が止まらず、淳の胸の鼓動を、耳と身体で、感じて居た。

「解った・・・、解ったから。な?もう・・・。」

「私、汚いよね?汚れてるよね?」

「何言ってんだよ、汚れてなんか、無いって!!」

「だって・・・。だから、あっちゃんは、私の事、抱いてくれ無いんでしょ?」

「違う、違うって、香里。」
次の瞬間、淳は凄い力で、ベットに私を押し倒した。

「あっちゃん・・・。」

それから、どれ位の時間が経ったのか―\r

暫く、私と淳は、視線を外す事無く、無表情で、黙って、見つめ合っていた―\r

「俺は・・・、あの日、バイトの面接を理由に、香里を送って行かなかった事を後悔してるんだ。いつも通り、お前と一緒に帰ってたらって。汚いなんて、思う筈無いだろ?ずっと、お前の事が、好きだった・・・。香里、お前は、ほんとに良いのか?」

「私だって・・・。ずっと、あっちゃんとそうなりたかったの・・・。中川に抱かれてる時も、ずっと。綺麗な身体で、あっちゃんに抱いて欲しかった・・・。あっちゃん・・・?抱いて。」

「分かった・・・。」

淳は、私の服の上から、ゆっくり身体を触れた―\r

「キス・・・、して・・・。」

「無理しなくて良いからな。もし・・・、痛かったら、言ってくれよな。」

私は、一つコクリと頷き、ゆっくりと目を閉じた―\r



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