俺を助けられるのは巫女さんだけなんです 上
羽場 薫、最近悪霊に付き纏われています。
● ●
俺は昔から霊が『見え』てしまう。俺はそっち系は苦手なのだが見えてしまうのだから仕方がない。しかし、俺には何故か悪霊しか見えない。
物凄ーく、困る。
何しろ、『見え』てしまうのだから。
それはそうと、俺は巫女さんが好きだ。
萌える。
……ごめんなさい!
しかし日常的に俺はどうしても巫女さんに頼るしかない。
除霊してもらうのだ。
俺には悪霊が『見え』るのだから。
今回も巫女さんに頼る事態が起きた。
俺の周りに悪霊がいるのだ。
という訳で俺は知り合いの全然萌えない巫女さんの所へ行くことにした。
● ●
いえーい。
到着。
そんなことで喜ぶなと言わないで下さい。巫女さん家は遠いんだ。車で3時間はかかる。すぐ側に川が流れている自然の中だし。
「あー!羽場さん来てたんだねー!」
げっ。
来たよ巫女さんが。絶望的に萌えない巫女さんが。まあ腕は確かなんだがな。
「いやあいやあ、言ってくれれば良かったのに。羽場さん、それで今回はどんな悪霊?何系?良い悪霊なら友達にしよー!嫌、ペットかなあ?」
……。
「……」
「私、黙られると寂しいなあ?羽場さんさあ、除霊しないよ?」
それは困る。
「現金だねえ。じゃあさっさとやっちゃうよ?こっち来なよ」
俺は素直に萌えない巫女に寄って行った。
「えい!」
いきなり川へと向かって後ろから押された。
何故!?
ざっばーん!
俺は頭から川へとダイブした。
痛え!息が出来ない!
俺は必死に萌えない巫女の長いスカート(?)を掴んだ。
しかし。
「えええ?ギャー!」
萌えない巫女も川にダイブした。
……意味無し。
● ●
それから少しして俺は巫女の家にいた。怒ってはいない。川に落とされるのは必要なことだからだ。
● ●
俺は昔から霊が『見え』てしまう。俺はそっち系は苦手なのだが見えてしまうのだから仕方がない。しかし、俺には何故か悪霊しか見えない。
物凄ーく、困る。
何しろ、『見え』てしまうのだから。
それはそうと、俺は巫女さんが好きだ。
萌える。
……ごめんなさい!
しかし日常的に俺はどうしても巫女さんに頼るしかない。
除霊してもらうのだ。
俺には悪霊が『見え』るのだから。
今回も巫女さんに頼る事態が起きた。
俺の周りに悪霊がいるのだ。
という訳で俺は知り合いの全然萌えない巫女さんの所へ行くことにした。
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いえーい。
到着。
そんなことで喜ぶなと言わないで下さい。巫女さん家は遠いんだ。車で3時間はかかる。すぐ側に川が流れている自然の中だし。
「あー!羽場さん来てたんだねー!」
げっ。
来たよ巫女さんが。絶望的に萌えない巫女さんが。まあ腕は確かなんだがな。
「いやあいやあ、言ってくれれば良かったのに。羽場さん、それで今回はどんな悪霊?何系?良い悪霊なら友達にしよー!嫌、ペットかなあ?」
……。
「……」
「私、黙られると寂しいなあ?羽場さんさあ、除霊しないよ?」
それは困る。
「現金だねえ。じゃあさっさとやっちゃうよ?こっち来なよ」
俺は素直に萌えない巫女に寄って行った。
「えい!」
いきなり川へと向かって後ろから押された。
何故!?
ざっばーん!
俺は頭から川へとダイブした。
痛え!息が出来ない!
俺は必死に萌えない巫女の長いスカート(?)を掴んだ。
しかし。
「えええ?ギャー!」
萌えない巫女も川にダイブした。
……意味無し。
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それから少しして俺は巫女の家にいた。怒ってはいない。川に落とされるのは必要なことだからだ。
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