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夏休みと科学薬品 chapter1-4

[122]  ユーゴ  2009-08-28投稿
音楽室の用事を済ませ、ようやく麗しの我が家に帰ろうと理科室の前を通り過ぎようとした時、外で部活をしている陸上部の女子をその眼球に写してしまった。

要「うむ、なかなかに健全な汗を流している!」

この時、理科室の異変に気付くわけもなく、ただ己の記憶に美しい女子を焼き付けていた。

「な・・・れ・・・・失・・・・駄目・・・・御・・・き・・・い・・・・」


要「おぉ、あれは学校のアイドル、鳴滝綾野(ナルタキアヤノ)ではないか!良い・・・実に良い!」

思う存分堪能した、そう思い家に帰ろうとした時、ようやく理科室の異変に気付いた。


要「なんだ?理科室が赤く光ってる?」

そう思った瞬間、理科室のドアが開き一人の生徒が出て来た、顔が光のせいで見えないが女の子の様だ、なぜかこっちを見て硬直している。


「なん・・・人が・・・・・・早・・逃げ・・・・」

要「なに?!よく聞こえないぞ!」


「バカ・・・巻き込・・・早く・・・逃げて!」


とにかく逃げろと言っているのはわかった、しかし肝心の女の子は逃げようとしない。

要「なにボーッとしてるんだよ!さっさと逃げろよ!」


彼女は反応しない、逃げる気配のない女の子に遂に痺れを切らし駆け寄った。


要「おい!何やってるんだよ!さっさと逃げるぞ!」


そう言い彼女の手を掴んだ瞬間、意識が遠のいた…

一瞬だけ見えた彼女の顔は、満面の笑みだった。

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