けいたいでんわのめーる (3)
半信半疑だったけれど、ママに電話してみる。
「もしもし。翔太? 今かけようと思ってたところだったのよ。
お祖父ちゃんが入院しちゃったから、すぐ市立病院に行かなきゃならないの。一人でお留守番してて」
お祖父ちゃんは心臓に持病があって、いつ倒れるかわからない状態だとは聞いていた。
【どうしてわかったの?】
【こういうのがオレのしごとだ。
すこしはしんようしてくれたか】
【うん。でも、本当は誰なの?】
【きみもしつこいな。
きみのけいたいでんわにすんでるけいたいでんわのめーるだっていってるだろ。
あぶないから、あるきながらけいたいでんわをいじらないように】
はい。はい。
「もしもし。翔太? 今かけようと思ってたところだったのよ。
お祖父ちゃんが入院しちゃったから、すぐ市立病院に行かなきゃならないの。一人でお留守番してて」
お祖父ちゃんは心臓に持病があって、いつ倒れるかわからない状態だとは聞いていた。
【どうしてわかったの?】
【こういうのがオレのしごとだ。
すこしはしんようしてくれたか】
【うん。でも、本当は誰なの?】
【きみもしつこいな。
きみのけいたいでんわにすんでるけいたいでんわのめーるだっていってるだろ。
あぶないから、あるきながらけいたいでんわをいじらないように】
はい。はい。
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