けいたいでんわのめーる (4)
家に着いたけれど、鍵がどこにあるのか聞くの忘れちゃったよ……。
プゥルルル♪
Fromけいたいでんわのめーる
To翔太
Subカギ
【ママもあわててたから、カギをおいていくのわすれたみたいだ。
パパがあさがえりようにかくしてあるカギが、ポストのうらがわにあるぞ】
恐る恐るポストの裏側を覗いてみると、確かに鍵がガムテープで貼り付けられていた。
【でもよく知ってたね】
【これがオレのしごとだっていっただろ。
きみがこまったときや、あぶないときにきみのてだすけをするのがオレのしごと。
でもべんきょうはにがてだからたすけられないけどな】
七時頃になって、やっとママが帰ってきた。
「ただいま。ママ、鍵置いていくの忘れちゃったぁ。よく入れたわね?」
パパが隠しておいた鍵を使ったなんて言えないから、急いで話をそらす。
「それより、お祖父ちゃんの具合はどう?」
「風邪を拗らせただけみたい。二、三日で退院できるらしいわよ」
「よかったぁ……」
プゥルルル♪
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Subカギ
【ママもあわててたから、カギをおいていくのわすれたみたいだ。
パパがあさがえりようにかくしてあるカギが、ポストのうらがわにあるぞ】
恐る恐るポストの裏側を覗いてみると、確かに鍵がガムテープで貼り付けられていた。
【でもよく知ってたね】
【これがオレのしごとだっていっただろ。
きみがこまったときや、あぶないときにきみのてだすけをするのがオレのしごと。
でもべんきょうはにがてだからたすけられないけどな】
七時頃になって、やっとママが帰ってきた。
「ただいま。ママ、鍵置いていくの忘れちゃったぁ。よく入れたわね?」
パパが隠しておいた鍵を使ったなんて言えないから、急いで話をそらす。
「それより、お祖父ちゃんの具合はどう?」
「風邪を拗らせただけみたい。二、三日で退院できるらしいわよ」
「よかったぁ……」
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