携帯小説!(PC版)

トップページ >> 公募投稿作品 >> けいたいでんわのめーる (7)

けいたいでんわのめーる (7)

[845]  阿部和義  2009-08-28投稿
 もう駄目だ……。

 車に引きずり込まれようとしたそのとき、首から提げたストラップが大きく右に振り子のように動いた。
 すると、携帯電話が黒いサングラスのおじさんの顔面に勢いよく激突した。

「いててて!!」

 おじさんのサングラスは吹っ飛んで、掴んでいた僕の腕を離して、両手で顔を覆った。

 今だ!

 その隙に、僕は一目散に走り出した。

「はぁ、はぁ、怖かったぁ!」

 大通りまで来たから、もう大丈夫だろう。

 あっ!! メールしなくちゃ!

From翔太
Toけいたいでんわのめーる
Subたすかったよ

【マジでもうダメかと思ったよ。どうもありがとう!】

 プゥルルル♪

Fromけいたいでんわのめーる
To翔太
Sub Re:たすかったよ

【これがオレのしごとだっていっただろ】

感想

感想はありません。

「 阿部和義 」の携帯小説

公募投稿作品の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス