カオスバスター 第5話:正体
―レーヴの村―\r
「…どこだ?ここ?」
ツバサは狭い部屋のベッドの中でどうなっていたのか考えた。が、わかるのは門をくぐった後、なにかグニャグニャした空間を彷徨い、気がついたらここにいたことだけ。
「…まさかここが…キュル?」
部屋のドアが開き、廊下から可愛らしい少女が入ってきた。
「あら、気付かれたんですか?旅の方。」
「あのぉここってどこですか?そんであなたは誰?」
この無神経な質問に少女はクスクスと笑い、こう答えた。
「ここはレーヴの村です。そして私はリア。あなたは?」
「オレはツバサ。よろしくなリア。ところでなんでオレ、こんなとこにいるんだ?」
「あなたはこの村から少し離れた場所に倒れてらしたんで、家で手当させていただきました。」
「そっか…。ありがとなリア。」
「いえいえ。あのまま倒れていたら今頃カオスに食べられていましたから。」
そしてツバサはリクがどうなっているのかが知りたかった。
「なぁリア。もうオレの一人近くにいなかった?」
「?いえ。ツバサさんだけでしたよ?」
「そっか…。ならいいんだ。ったくオレ置いてどこ行きやがった!リクのヤロウ…。」
「!!」
リアはリクの名に反応し黙ってしまった。「いま…リクとおっしゃいました?」
「ん?そうだけど?どうかしたのか?」
「もしかして…カオスバスターのリク?」
ツバサはこの世界でのリクの知名度の高さに驚いた。
「おぅ!それそれ!なんだアイツってこんなに有名人なのかぁ。」
「あなたとリクはどのような関係なんですか?」
ツバサは少しリアの様子がおかしいのに気付いた。
「…いや、ただカオスバスターにならないかってスカウトされて……アイツってなんかしでかしたの?」
リアは信じられないといった口調でこう言った。
「カオスバスターになる?止めた方がいいと思います!」
「へ!?どうして?」
リアはさらにこう続けた。
「確かにカオスバスターという聞こえはいいかもしれませんが…実際は本社のあるクォッツシティとその近隣の町しか守ってくれないんです!それだけではありません。会社が事業拡大に必要だと思えば、村も焼き払ったり滅ぼしたり平気でするんですよ!」
「げっ!?ウソ!?」
ツバサは自分の入ろうとしていた団体の正体を知り、驚愕した。
「…どこだ?ここ?」
ツバサは狭い部屋のベッドの中でどうなっていたのか考えた。が、わかるのは門をくぐった後、なにかグニャグニャした空間を彷徨い、気がついたらここにいたことだけ。
「…まさかここが…キュル?」
部屋のドアが開き、廊下から可愛らしい少女が入ってきた。
「あら、気付かれたんですか?旅の方。」
「あのぉここってどこですか?そんであなたは誰?」
この無神経な質問に少女はクスクスと笑い、こう答えた。
「ここはレーヴの村です。そして私はリア。あなたは?」
「オレはツバサ。よろしくなリア。ところでなんでオレ、こんなとこにいるんだ?」
「あなたはこの村から少し離れた場所に倒れてらしたんで、家で手当させていただきました。」
「そっか…。ありがとなリア。」
「いえいえ。あのまま倒れていたら今頃カオスに食べられていましたから。」
そしてツバサはリクがどうなっているのかが知りたかった。
「なぁリア。もうオレの一人近くにいなかった?」
「?いえ。ツバサさんだけでしたよ?」
「そっか…。ならいいんだ。ったくオレ置いてどこ行きやがった!リクのヤロウ…。」
「!!」
リアはリクの名に反応し黙ってしまった。「いま…リクとおっしゃいました?」
「ん?そうだけど?どうかしたのか?」
「もしかして…カオスバスターのリク?」
ツバサはこの世界でのリクの知名度の高さに驚いた。
「おぅ!それそれ!なんだアイツってこんなに有名人なのかぁ。」
「あなたとリクはどのような関係なんですか?」
ツバサは少しリアの様子がおかしいのに気付いた。
「…いや、ただカオスバスターにならないかってスカウトされて……アイツってなんかしでかしたの?」
リアは信じられないといった口調でこう言った。
「カオスバスターになる?止めた方がいいと思います!」
「へ!?どうして?」
リアはさらにこう続けた。
「確かにカオスバスターという聞こえはいいかもしれませんが…実際は本社のあるクォッツシティとその近隣の町しか守ってくれないんです!それだけではありません。会社が事業拡大に必要だと思えば、村も焼き払ったり滅ぼしたり平気でするんですよ!」
「げっ!?ウソ!?」
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