携帯小説!(PC版)

realfriend?

[411]  栗谷  2006-07-28投稿
『…て!!待ってよ!!』
『バイバイ…綾香…』
『咲那―…!!』

━━━━━━━

「さく…な…」
「綾香っ!!はやく起きろっ!!遅刻するぞ!!??」
「うわぁっ!!…お兄ちゃんかぁ…ビビるじゃん…」
「今日から学校だろ」
「…わ…忘れてたァっ!!」

━━━━━━━

遠山綾香(とおやまあやか)
今日は高校の入学式。
だけど知ってる人が一人もいない女子高に行く。

新しい友達つくらなきゃなんないのに…またあの夢のせいで気分乗らないや…。
━━━━━━━

入学式のあと。私は1年3組になった。ここは1年3組の教室。ホームルームも終わって帰るとこだった。

「ねぇねぇ!!名前…なんていうの??」
声をかけられた。
「…遠山綾香デス…。」
いつもより控え目に名前を言ってみた。
「あたし、鈴原愛紅(すずはらあいく)っていうの!!愛紅でいいよ。」
「あたしも綾香でいいよ。…仲良くしてね?」
「当たり前じゃんっ!!愛紅と綾香は友達だよっ!!」

帰り道が一緒だったのでいろんな話をした。元中のこと…誕生日のこと…この高校に来た理由…。

愛紅は中学でイジメにあって、一人でここに来たらしい。
あたしのことも聞かれたけど…『あんまり仲良い友達がいなかったから。』とウソを言った。

…言いたくなかった。
あたしは愛紅と友達になれてよかったし、とても嬉しかった。
だけど、このことだけは絶対に言えなかった。

古傷をまた開きたくはなかった…。


ねぇ咲那。
あたしみたいな人が中心に立ってちゃ、傷付く人が増えてくだけなんだよね…。

感想

  • 2764: 作者です。こんなのでょければ続きを書きます。 この作品がウザいと思った人はズバっと言っちゃってください! [2011-01-16]

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