携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 惑う処方箋

惑う処方箋

[113]  涼木 遊  2009-08-31投稿
《39・秋》

Uと知り合ったのは、好きなロックバンドのファン専用掲示板だった。お互いハンドルネームで呼びあい、さほど気にしてもいなかったが、バンドが地元に来た時のライブレポを投稿した時、レスが来た。

=俺も行きましたよ!
やっぱ最高っすね(^O^)
バラさん、もしかして地元同じじゃないですか?
俺、市内ですよ!=

=じゃUくんも会場に居たんだね?
最高だったよね☆
もっと早くココで知り合ってたら、ライブ後のオフ会で会えたかもね?
私は市内じゃないんですよ。電車一本で行けるけど隣の街です=

=へぇ、じゃ○○市かな?
ライブ観たらめっちゃニューアルバム聴きたくなったよ
(-.-;)=

=私はもぅ初回盤予約したよん(^.^)=

=マジで?
予約とかするんだ!?
俺は金欠だから誰かに借りて聴くよ…
あ、バラさん、貸してくんない?=

=う〜ん、無理!
私にとっては宝物だからヒトに貸したりしないんだ。
折角初回盤買ったのに借りパクされた苦い経験あり…(-.-;)=

=マジで?
俺は絶対そんなことしないよぉ!!=

=そうかもしれないけど、やっぱサイトの見知らぬヒトは信用できないっしょ?=

=ええぇ〜〜(:_;)
がっかり…
折角近所にファン友が出来たと思ったのにぃ…
あ、パソコンアドレス教えとくから、良かったらメールしよ!(^O^)/=


 そう言って勝手に教えてきたメールアドレスには、薬品名が入っていた。

=ブスコパン…
胃痛持ちですか?=

=わっ w(゚o゚)w
なんで解ったの?
でも俺は胃痛じゃないよ!
もしかして仕事は医療関係?
あ、薬剤師?=

=う〜ん…どうかな?
キミは?=

=俺?さぁ〜なんでしょ〜?
バラさんがメールくれたら教えます☆=


私は、彼にパソコンからメールを入れた。

感想

感想はありません。

「 涼木 遊 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス