幼なじみ1
「痛ッ!!」
今日は朝からツイてない。
目覚ましが壊れて寝坊してしまい、駅に向かって全速力で走っている私。
後ろから追い抜きざまに思い切り大きなスポーツバックをぶつけられた。
スポーツバックを持った奴は走るのをやめ、こちらに振り向いた。
「すいません。急いでて……、って、あれ?見覚えある顔ですね?」
私は痛い腕をさすりながら、スポーツバック野郎の顔を見た。
「…あ……勇ちゃん?」
私がそう聞くと、
「久しぶり。」
久しぶりの再会を、さほど嬉しがらない可愛くない幼なじみがスポーツバック野郎だった。
「勇、大きくなったね!何センチ?175はあるよね?」
そういうと、勇が歩み寄って隣に来た。
「あ、本当だ。花が縮んでる。」
私の目線にちょうど勇の口元がくるほどの身長差だ。昔は同じくらいだった。
「失礼なッ!これでも高い方だし!……あ!もう電車の時間が過ぎてるッ!」
「……あのなー、オレはお前に呼び止められた時点で電車乗れないの確定だったんだけど。」
「あ、ごめん。」
あれ?私が謝るのおかしくないかい?
こうやって幼なじみの勇に久しぶりに遭った。
今日は朝からツイてない。
目覚ましが壊れて寝坊してしまい、駅に向かって全速力で走っている私。
後ろから追い抜きざまに思い切り大きなスポーツバックをぶつけられた。
スポーツバックを持った奴は走るのをやめ、こちらに振り向いた。
「すいません。急いでて……、って、あれ?見覚えある顔ですね?」
私は痛い腕をさすりながら、スポーツバック野郎の顔を見た。
「…あ……勇ちゃん?」
私がそう聞くと、
「久しぶり。」
久しぶりの再会を、さほど嬉しがらない可愛くない幼なじみがスポーツバック野郎だった。
「勇、大きくなったね!何センチ?175はあるよね?」
そういうと、勇が歩み寄って隣に来た。
「あ、本当だ。花が縮んでる。」
私の目線にちょうど勇の口元がくるほどの身長差だ。昔は同じくらいだった。
「失礼なッ!これでも高い方だし!……あ!もう電車の時間が過ぎてるッ!」
「……あのなー、オレはお前に呼び止められた時点で電車乗れないの確定だったんだけど。」
「あ、ごめん。」
あれ?私が謝るのおかしくないかい?
こうやって幼なじみの勇に久しぶりに遭った。
感想
感想はありません。
「 フラン子 」の携帯小説
- sound of you 63
- sound of you 62
- sound of you 61
- sound of you 60
- sound of you 59
- sound of you 58
- sound of you 57