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片想い

[376]  紀夜  2009-09-02投稿
君と仲良くできたらって
何度思い描いた
二人の笑い声
幻から覚めれば
弱気な僕が立ちすくむ

だけど
明日からの僕は
ちょっと違うんだ
きっと君を笑わせる
最初で最後のチャンスだから

突然その日はやってきた
偶然君が隣に座る
鼓動と共に車両は揺れる
話し掛けようかと息を吸ったあと
愛しい寝顔に
声がつまる

だけど
今日の僕は
どこか違った
高鳴る鼓動の裏に
隠れたピエロが
冷ややかな目で
僕を見つめてた

君のこと好きなのかなって
初めて考えた
ただドキドキするだけの
不思議な存在なんて
そんなはずないさ
そんなはずないさ

だけど
どんなに深く考えても
いつだって君を想ってる
それは揺るぎのない真実
愛してないなんて
言わせないから

だけど
今日の僕はいつもと
変わらなく
毎日のように臆病で
何度となく自分に
裏切っていやんなる

きっと君は知らないだろう
僕の中で起こっている
小さく大きな戦いを
つらく甘く苦い
葛藤を

きっと君は知らないだろう
僕は君に
片想いしてる

感想

  • 20051: 宜しければ、お題詩に参加しませんか?【臙脂揚羽】 [2011-01-16]
  • 20315: お題詩とはなんですか?紀夜より [2011-01-16]

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