幼なじみ9
アルバムを見終わると、勇は満足そうにこちらを向いた。
「今度勇のアルバム絶対見てやる。」
「……まぁ、別にいいけど。お前なんか電話で怒ってなかった?」
「怒ってないし。怒る理由すらない。」
本当に怒ってはいない。ただ嫉妬みたいな感情が再発してきて、勇の顔をうまく見れずに手元のクッションを見た。
しばらく沈黙になり、気まずい空気になりそうだったので勇の顔を見ると、勇と目が合った。
少し困った顔をしてる。
「勇、変な顔になってるよ。」
そう言うと勇が少し笑ったのでホッとした。
「あー、今日の試合疲れたー。眠いから帰るわ。」
「あ、お疲れさま。県の大会も頑張ってね。」
すると、帰ろうと腰を上げかけた勇の動きが止まった。
「オレはその言葉が聞きたかったんだよ。お前はツンデレか?」
そう言うと勇は満面の笑みで私の頭の上に手をポンとおいた。
なんだか妙な雰囲気だ。勇の手が頭からスルッと私の髪をとくように離れた。
「髪、伸びたな。」
「う、うん。」
やっぱり変な雰囲気だ。胸の奥がかゆくなる。
「じゃーな。」
…………バタン
勇が帰った。
また心臓が鳴り始めた。
「死〜ぬ〜」
私はベッドに倒れこんだ。
「今度勇のアルバム絶対見てやる。」
「……まぁ、別にいいけど。お前なんか電話で怒ってなかった?」
「怒ってないし。怒る理由すらない。」
本当に怒ってはいない。ただ嫉妬みたいな感情が再発してきて、勇の顔をうまく見れずに手元のクッションを見た。
しばらく沈黙になり、気まずい空気になりそうだったので勇の顔を見ると、勇と目が合った。
少し困った顔をしてる。
「勇、変な顔になってるよ。」
そう言うと勇が少し笑ったのでホッとした。
「あー、今日の試合疲れたー。眠いから帰るわ。」
「あ、お疲れさま。県の大会も頑張ってね。」
すると、帰ろうと腰を上げかけた勇の動きが止まった。
「オレはその言葉が聞きたかったんだよ。お前はツンデレか?」
そう言うと勇は満面の笑みで私の頭の上に手をポンとおいた。
なんだか妙な雰囲気だ。勇の手が頭からスルッと私の髪をとくように離れた。
「髪、伸びたな。」
「う、うん。」
やっぱり変な雰囲気だ。胸の奥がかゆくなる。
「じゃーな。」
…………バタン
勇が帰った。
また心臓が鳴り始めた。
「死〜ぬ〜」
私はベッドに倒れこんだ。
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