初恋?
プシュー-…
地下鉄のドアが開く
れおがいつものあの屈託のないあの笑顔でやって来る
「おはよー!」
私は閉じていた目をいっぱいに開けて
「おはよう」
つて答えた
れおは優しい
私の目をそおっと宝物を扱うみたいにゆっくりのぞきこんだ
そして一緒に行く日には必ずしてくれるように
またゆっくり大切そうに頭を撫で、つづけて涙なんか流れていないのに
親指で頬っぺたを拭うように撫でてくれる
私は
「なんもないよ」
っていったけど
毎日れおは
「俺がしたいだけだっていってんだろ!」
っていってあたしの今にも泣き出しそうな目に
俺がいるからなくなってそっと勇気づけてくれる
れおには彼女がいない
かっこわるいわけではない
むしろかっこいい
前に言われたことがあった
「好きな人には好きな人がいる」
って
だからあたしで紛らしているのかもしれない
私はそれでも構わないのだ
私は一人でわいれない性格なのかもしれないなと思う
ましてや彼氏がいるのに
れおとの今の状況が丁度いいとさえ思っているのだ
私は最低の女だ…
続きは次回!
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