Word・・・第2章『記憶/過去』
「記憶が無い・・・?」
「あぁ・・・。名前もどこにいたかも、覚えていないんだ・・・」
「・・・。一種の記憶障害ですね・・・。」
「記憶障害・・・?」
「はい・・・。何か、強い衝撃やショックを受けるとなる事があるんです」
「この傷もなにか関係があるの・・・?」
「恐らくですが・・・」
「そうなんだ・・・」
「過去を・・・、『見たい』ですか?」
「え・・・?」
「自分の『真実』を知る覚悟はありますか?」
「・・・」
少年は黙り込んでしまった。
「無理にとは言いません・・・。その過去がどれほど辛く悲しいものか・・・。それが貴方どう影響を及ぼすか判らないですもの・・・」
「見るよ・・・。俺は過去を知りたい。自分が何者で、なんでこうなったのか知りたい」
二人ともそのまま黙ってしまった。静寂が部屋を包み込んだ。その静寂をユリが破った。
「わかりました・・・。少し動かないで下さい」
そう言うとユリは目を閉じて、何かを呟き始めた。すると、ユリの手から薄っすらと光が湧きだした。
「・・・?」
パッと、部屋を光が包まれた。数秒・・・、たった数秒で気が付くと、周りはさっきとは違う場所にいた。そこはどこかの村の様だった。
「見覚えのある・・・、なんだろうここに来た事がある」
「ここはあなたの過去です・・・」
「あぁ・・・。名前もどこにいたかも、覚えていないんだ・・・」
「・・・。一種の記憶障害ですね・・・。」
「記憶障害・・・?」
「はい・・・。何か、強い衝撃やショックを受けるとなる事があるんです」
「この傷もなにか関係があるの・・・?」
「恐らくですが・・・」
「そうなんだ・・・」
「過去を・・・、『見たい』ですか?」
「え・・・?」
「自分の『真実』を知る覚悟はありますか?」
「・・・」
少年は黙り込んでしまった。
「無理にとは言いません・・・。その過去がどれほど辛く悲しいものか・・・。それが貴方どう影響を及ぼすか判らないですもの・・・」
「見るよ・・・。俺は過去を知りたい。自分が何者で、なんでこうなったのか知りたい」
二人ともそのまま黙ってしまった。静寂が部屋を包み込んだ。その静寂をユリが破った。
「わかりました・・・。少し動かないで下さい」
そう言うとユリは目を閉じて、何かを呟き始めた。すると、ユリの手から薄っすらと光が湧きだした。
「・・・?」
パッと、部屋を光が包まれた。数秒・・・、たった数秒で気が付くと、周りはさっきとは違う場所にいた。そこはどこかの村の様だった。
「見覚えのある・・・、なんだろうここに来た事がある」
「ここはあなたの過去です・・・」
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