幼なじみ11
「何借りようかな〜。……ラブコメ…SF…アクション………。」
ズラリとDVDが並んだ棚をゆっくり吟味しながら歩いていると、
「お客様にはこれがお薦めですよ。」
急に後ろから声をかけられ振り向くと、パッケージに血まみれの人が載ったDVDが目の前にあった。
「ぎゃーー!!」
驚きの余り、可愛くない叫び声を上げ腰を抜かした。
「ぶっ…驚きすぎ、花。」
勇がホラーのDVDを持って立っていた。
勇もDVDを借りにきたらしく、Tシャツに下はスエットを履いて、眼鏡をしている。
「あんた本当に最悪…。」
驚かされたのと、初めて眼鏡をかけた勇を見たのとで、なんか心臓がバクバクしてる。
でもそれがバレないように自然を装った。
「花は何借りてんの?」
「今のトコはこれと、これ。」
そう言いながらお互いに借りようとしているDVDを見せ合った。
「「……うわぁ、同じ。」」
二人とも全く同じモノを借りようとしていた。
「なんかそれぞれ借りるのもったいないな。観終わったら貸してくれ。」
「これ新作だから明日返却だよ。」
「あー、そうか。」
「あ、一緒に観る?今日誰も家にいな……あ。」
ズラリとDVDが並んだ棚をゆっくり吟味しながら歩いていると、
「お客様にはこれがお薦めですよ。」
急に後ろから声をかけられ振り向くと、パッケージに血まみれの人が載ったDVDが目の前にあった。
「ぎゃーー!!」
驚きの余り、可愛くない叫び声を上げ腰を抜かした。
「ぶっ…驚きすぎ、花。」
勇がホラーのDVDを持って立っていた。
勇もDVDを借りにきたらしく、Tシャツに下はスエットを履いて、眼鏡をしている。
「あんた本当に最悪…。」
驚かされたのと、初めて眼鏡をかけた勇を見たのとで、なんか心臓がバクバクしてる。
でもそれがバレないように自然を装った。
「花は何借りてんの?」
「今のトコはこれと、これ。」
そう言いながらお互いに借りようとしているDVDを見せ合った。
「「……うわぁ、同じ。」」
二人とも全く同じモノを借りようとしていた。
「なんかそれぞれ借りるのもったいないな。観終わったら貸してくれ。」
「これ新作だから明日返却だよ。」
「あー、そうか。」
「あ、一緒に観る?今日誰も家にいな……あ。」
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