携帯小説!(PC版)

realfriend

[369]  栗谷  2006-07-29投稿
「…」
「いじめよぉなぁ♪♪」
「…」

もう人の上に立つのはいやだ。みんなとおんなじところで、ただ笑っていたかった。だってあんなことがあったから…。

━━━━━━━

一年前の中3の9月。

新学期が始まった。

あたしと山吹咲那(やまぶきさくな)は親友だった。だれよりも仲がよかった。咲那は好きな人がいた。

私はけっこうクラスの目立った存在で、男女問わず仲がよかった。

…咲那の好きな人、羽下(はねもと)ともよくしゃべった。
これを利用して咲那と羽下をくっつけてやろうとおもった。

あんまり目立たない咲那は、周りからすればただの引き立て役にしか見えなかったならかもしれない。


「羽下!!ごめんι行けなくなった!」
「…そっか。楽しみにしてたのにな。」
「じゃあちょっと待ってぇ!!咲那!!日曜空いてる!?」「あ…空いてるけど??」
「そんなら羽下と○○ランド代わりに行ってくれない??チケットむだだしさ!!ね!!羽下??」
「…ごめん。俺…綾香じゃないなら行かない。」

「え…それ…どういう…」「…」
「…」
「ちょっ羽下!!冗談きついってぇ(苦笑)」

「…」
「ねぇ…羽下…??」
「俺はっ…俺は!!綾香が好きだからっ!!だから!!…」「…羽下くんが…綾香を…好き…??」
「…む…無神経だよっ!!こんなとこでそんなこと言うのっ!!咲那は…咲那はねぇっ…!!」
「あ…あやか…!!」
「咲那はっ羽下のことが好きなんだからぁっ!!!!」

「…ホントか。それ…。」
「そんなわけな…」
「めちゃくちゃホントだよっ!!!」
「ホントなら…ごめん。」
「…」
「俺は…綾香みたいな…明るい子がすきなんだ…」

「…」

「…咲那?」


「もういいよ。」

タッ…

「咲那!?待って!!!!」

タッ…

咲那をおいかけた。着いた所は、車の沢山通る道路の近くだった。

「咲那っ!!」
「あたしね…ずっと綾香が羨ましかった…明るくて…かわいくて…お喋り上手で…好かれてて…。なのにあたしは…暗くて…ブスで…喋りにくくて…綾香の引き立て役で…。」
「そんなことないよ!!」
「綺麗事ばっかり…」
「な…なんで…」
「じゃあどうして私は好かれないの?恋もできないの?」
「…」
「…どうせあたしは…いらないんだもん。誰も必要じゃないんだもんっ!!」


感想

  • 2853: すみません3話目です。作者 [2011-01-16]

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