「 」
「****」
え?
何だ?
「****!? ***!! ****」
誰か叫んでいる。
何で……
「**** ***!!」
何で俺は……………
「大丈夫ですか?」
………………………夢か…………
「あの〜、お医者さん呼びましょうか?」
「………ああ、いいです呼ばなくても」
どうやら魘されてたらしい。
篠原は心配そうな表情で俺の方を見ている。
っていうか、瞳が見えないから本当に心配な表情かなんて分からないんだよな。
「かなり魘されていたみたいですね、嫌な夢でも見ましたか?」
「………いえ、本当に大丈夫です」
いくら慣れたからといっても、治ったわけじゃない。
気分こそ悪くはならないものの、近づいてほしくはない。
「少し、散歩してきます」
何でワザワザ他人にそんなことを言ったんだろう。
自分でも分からない。
まぁ、へんな夢でも見て動揺していたのだろう。
やっぱりここは気分を落ち着かせてくれる。
病院の中は1日中冷房が効いているから汗なんて全然掻けない。
生温かいが苦手だという人は多いと思うが、俺はけっこう好きだ。
「温かい風って、良いですよね?」
…………え?
驚いて振り返った………
「何だか、生きてるな〜って感じがしませんか?」
有り得ない。
篠原が座っていた。
寝ぼけているんだろうか?
それとも、走ってここまで来たんだろうか?
いや、それは無い。
「また会いましたね、屋上が好きなんですか?」
違う。
篠原じゃない。
だけど、彼女は似すぎている。
双子か?
「どうしました?」
考えていてもしょうがない
「………あの、すみません。名前、何て言うんですか?」
「え、ナンパですか?」
ぶん殴ってやるか、コイツ。
「……そんなんじゃないです。ただ貴女によく似た人を知っているので、もしかしたら親戚か何かと思っただけです」
「へぇ……随分と遠回しに誘ってくるんですね」
…………俺、コイツ嫌いだ。
「いいですよ
私、志野原ちひろっていいます」
え?
何だ?
「****!? ***!! ****」
誰か叫んでいる。
何で……
「**** ***!!」
何で俺は……………
「大丈夫ですか?」
………………………夢か…………
「あの〜、お医者さん呼びましょうか?」
「………ああ、いいです呼ばなくても」
どうやら魘されてたらしい。
篠原は心配そうな表情で俺の方を見ている。
っていうか、瞳が見えないから本当に心配な表情かなんて分からないんだよな。
「かなり魘されていたみたいですね、嫌な夢でも見ましたか?」
「………いえ、本当に大丈夫です」
いくら慣れたからといっても、治ったわけじゃない。
気分こそ悪くはならないものの、近づいてほしくはない。
「少し、散歩してきます」
何でワザワザ他人にそんなことを言ったんだろう。
自分でも分からない。
まぁ、へんな夢でも見て動揺していたのだろう。
やっぱりここは気分を落ち着かせてくれる。
病院の中は1日中冷房が効いているから汗なんて全然掻けない。
生温かいが苦手だという人は多いと思うが、俺はけっこう好きだ。
「温かい風って、良いですよね?」
…………え?
驚いて振り返った………
「何だか、生きてるな〜って感じがしませんか?」
有り得ない。
篠原が座っていた。
寝ぼけているんだろうか?
それとも、走ってここまで来たんだろうか?
いや、それは無い。
「また会いましたね、屋上が好きなんですか?」
違う。
篠原じゃない。
だけど、彼女は似すぎている。
双子か?
「どうしました?」
考えていてもしょうがない
「………あの、すみません。名前、何て言うんですか?」
「え、ナンパですか?」
ぶん殴ってやるか、コイツ。
「……そんなんじゃないです。ただ貴女によく似た人を知っているので、もしかしたら親戚か何かと思っただけです」
「へぇ……随分と遠回しに誘ってくるんですね」
…………俺、コイツ嫌いだ。
「いいですよ
私、志野原ちひろっていいます」
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