幼なじみ15
無理矢理チュー事件から3週間が経った。私は勇に会わないようにした。
というか、もともとあまり会わなかったのだから少し前の状況に戻っただけだ。
登校時も電車の時間帯はズレているし、家が近所だと言っても会おうと思わないかぎり偶然会うことはほぼない。
勇からもあれから連絡はない。
きっと私のしたことに幻滅したのだろう。
「はぁ…何であんなことしちゃったんだろ…。」
今日は終業式だった。幸い明日から夏休みだ。
登下校時にうっかり勇と出くわす心配もない。
「あー、暑い。アイス買おっと♪」
午前中で学校が終わったので、帰り道に駅前のコンビニに入って雑誌を立ち読みし涼しんでいた。
向かいの駅に電車が到着したらしく、改札口から数人乗客が降りてきた。
何気なくその人たちをコンビニのガラス越しに見ていると、大きなスポーツバックを抱えた男子校生が猛ダッシュしていった。
間違いなく勇だ。
久しぶりに見た勇は日焼けしていた。アッという間に勇は走っていってしまった。
「何をあんなに急いで帰ってんだろう?……あー、でもコンビニ寄って正解だったわ。あのまま帰ってたら勇に会ってしまっただろうし。」
というか、もともとあまり会わなかったのだから少し前の状況に戻っただけだ。
登校時も電車の時間帯はズレているし、家が近所だと言っても会おうと思わないかぎり偶然会うことはほぼない。
勇からもあれから連絡はない。
きっと私のしたことに幻滅したのだろう。
「はぁ…何であんなことしちゃったんだろ…。」
今日は終業式だった。幸い明日から夏休みだ。
登下校時にうっかり勇と出くわす心配もない。
「あー、暑い。アイス買おっと♪」
午前中で学校が終わったので、帰り道に駅前のコンビニに入って雑誌を立ち読みし涼しんでいた。
向かいの駅に電車が到着したらしく、改札口から数人乗客が降りてきた。
何気なくその人たちをコンビニのガラス越しに見ていると、大きなスポーツバックを抱えた男子校生が猛ダッシュしていった。
間違いなく勇だ。
久しぶりに見た勇は日焼けしていた。アッという間に勇は走っていってしまった。
「何をあんなに急いで帰ってんだろう?……あー、でもコンビニ寄って正解だったわ。あのまま帰ってたら勇に会ってしまっただろうし。」
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