幼なじみ17
「……あ、勇だ。」
勇のあまりの自然体に私はつられてしまった。
さっきまであんなに逃げ隠れしていたのに。
「何しに来たの?」
「こないだお前にゲームソフト借りてたから返しにきた。そしたらおばちゃんが『ご飯食べて行ったら?』って。」
「二人とも早く座って。あ、花はお父さん呼んできなさい。」
「はーい」
私は廊下に出て一呼吸した。
(勇はこないだのこと、何とも思ってないみたい。昼間玄関先に居たのだってゲームソフト返しに来ただけっぽいし……。私ばっかり意識してバカみたい。もう考えるのやめよう。)
晩ご飯を食べていると、お母さんが勇に色々話しかけ始めた。
「勇ちゃん、バスケ頑張ってるみたいね。県大会どうだったの?」
「ベスト8には入りましたけど……優勝は出来なかったっす。」
「大したモンよ〜。ねぇ、花もそう思うでしょ?」
「あ?ああ、うん。すごいね。」
「お前ほんとにそう思ってないだろ?」
勇が肘でつついてきた。
「お、思ってるよ!あーお腹いっぱい、ごちそうさま!じゃ、勇、ごゆっくり♪
「…ちょっ、花。」
私は食器を流しに置き、そそくさと自分の部屋に戻った。
勇のあまりの自然体に私はつられてしまった。
さっきまであんなに逃げ隠れしていたのに。
「何しに来たの?」
「こないだお前にゲームソフト借りてたから返しにきた。そしたらおばちゃんが『ご飯食べて行ったら?』って。」
「二人とも早く座って。あ、花はお父さん呼んできなさい。」
「はーい」
私は廊下に出て一呼吸した。
(勇はこないだのこと、何とも思ってないみたい。昼間玄関先に居たのだってゲームソフト返しに来ただけっぽいし……。私ばっかり意識してバカみたい。もう考えるのやめよう。)
晩ご飯を食べていると、お母さんが勇に色々話しかけ始めた。
「勇ちゃん、バスケ頑張ってるみたいね。県大会どうだったの?」
「ベスト8には入りましたけど……優勝は出来なかったっす。」
「大したモンよ〜。ねぇ、花もそう思うでしょ?」
「あ?ああ、うん。すごいね。」
「お前ほんとにそう思ってないだろ?」
勇が肘でつついてきた。
「お、思ってるよ!あーお腹いっぱい、ごちそうさま!じゃ、勇、ごゆっくり♪
「…ちょっ、花。」
私は食器を流しに置き、そそくさと自分の部屋に戻った。
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