携帯小説!(PC版)

薄い水

[260]  あおる  2009-09-05投稿
味のないピタッとこない
体液をすすり続けた朝

汗のかかない背中を見つめて髪の毛を舌でなぞった

一生懸命が面倒くさいなんてわかってる後ろ姿が大好きだって言えると思う?

素直になったら負けだとひたすら心に合わないあたしの体は見栄を張る

本当は早く帰りたいの?とか待ってる人がいるの?とか半狂乱に枕でも投げて暴れたいの知ってる?

言わない 聞かない
可愛いこでいたいの

薄い水を飲むようにアナタに奉仕する

あたしはピエロでも人形でも構わない

アナタの言うとおりにする
何度でも可愛いがってくれるなら

あたしにも罪がある

言わない 聞かない
お互いの事は触れない

薄い水を交互になめあって
わずかな幸福を糧にする

感想

  • 20422: 恋しいです。恋心ですねー唯沙 [2011-01-16]

「 あおる 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス