遠い遠い君へ2
「あ、ありがとうございます・・・。」
蚊の鳴くような声でお礼を言う私。
すっかり自分の任務を忘れて、その場を去ろうとしたとき、
夢の世界から私を引っ張り出すかのように、
彼の手が私の手を軽くつかんだ。
「ってか、ここの中学の吹奏楽部の子でしょ?
パートリーダー?
俺もパートリーダーだよw
もう合同練のお呼びがかかってんの?」
先輩は意外に明るくて、どこか暖かい感じの喋り方だった。
「は・・・はい・・・。そうです。」
「やっぱり?名前は?俺は赤井晃輝。よろしく!」
晃輝・・・。力強い・・・。
「黒田紅璃です。よろしくお願いします・・・。」
「おう!じゃあ、パートの皆呼んで来るね。」
先輩はそう言うと勢い良く控え室のドアを明け、さけんだ。
「パーカスパート集合。」
彼の後姿に思わず見とれてしまう自分。
そんな私に気付いたかのように、先輩は振り返った。
不意に目が合ってしまい、慌てて視線をそらす。
彼はニコリと笑った。
そんな気がした。
表情のある雰囲気をかもし出す彼。
どんな人でもその暖かさに心地よさを感じるだろう。
きっと彼は地元の高校でモテているんだろうなと勝手に思っていた。
その後、内容の濃い練習内容を一緒にこなし、
とうとうお別れの時間がやってきてしまった。
蚊の鳴くような声でお礼を言う私。
すっかり自分の任務を忘れて、その場を去ろうとしたとき、
夢の世界から私を引っ張り出すかのように、
彼の手が私の手を軽くつかんだ。
「ってか、ここの中学の吹奏楽部の子でしょ?
パートリーダー?
俺もパートリーダーだよw
もう合同練のお呼びがかかってんの?」
先輩は意外に明るくて、どこか暖かい感じの喋り方だった。
「は・・・はい・・・。そうです。」
「やっぱり?名前は?俺は赤井晃輝。よろしく!」
晃輝・・・。力強い・・・。
「黒田紅璃です。よろしくお願いします・・・。」
「おう!じゃあ、パートの皆呼んで来るね。」
先輩はそう言うと勢い良く控え室のドアを明け、さけんだ。
「パーカスパート集合。」
彼の後姿に思わず見とれてしまう自分。
そんな私に気付いたかのように、先輩は振り返った。
不意に目が合ってしまい、慌てて視線をそらす。
彼はニコリと笑った。
そんな気がした。
表情のある雰囲気をかもし出す彼。
どんな人でもその暖かさに心地よさを感じるだろう。
きっと彼は地元の高校でモテているんだろうなと勝手に思っていた。
その後、内容の濃い練習内容を一緒にこなし、
とうとうお別れの時間がやってきてしまった。
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