幼なじみ21
「ど、どうした?」
勇が固まっている。
「珍しく動揺してる勇をちゃんと見とこうと思って。」
「性格悪っ」
そう言って勇が自分の手で目を被った。
弱った勇が可愛いくて愛しくなる。
「……勇。」
「ん?」
そう言って目を開けた勇の頬に軽くチューした。
勇は頬に手をやり、
「勝手に2回もキスしやがって」
と顔を赤くしている。
勇の手が私の頬を触り、首に回り、思い切り引き寄せられた。
目の前に勇のドアップがある。
「勇、好……」
「好き」と言い終わる前に勇に唇を奪われてしまった。
ゆっくりとお互いの気持ちを確かめ合うようなキスだった。
ギュっと勇の広い肩に抱き寄せられた。
勇がもう一度キスしようとしてきた瞬間、
「花ーー!勇ちゃーん!スイカ切ったけど食べるー?」
下の階からお母さんの暢気な声が聞こえビクっとした。
「親いたの忘れてた。」
勇が小さく舌を出した。
二人で起き上がり、リビングへ行った。
「あら、あなた達二人して頭にねぐせ付いてるわよ。またプロレスでもしてたんでしょ?」
「まぁ、そんなとこ。」
そう言いながら後ろでコッソリ手を繋いでいる二人だった。
end
勇が固まっている。
「珍しく動揺してる勇をちゃんと見とこうと思って。」
「性格悪っ」
そう言って勇が自分の手で目を被った。
弱った勇が可愛いくて愛しくなる。
「……勇。」
「ん?」
そう言って目を開けた勇の頬に軽くチューした。
勇は頬に手をやり、
「勝手に2回もキスしやがって」
と顔を赤くしている。
勇の手が私の頬を触り、首に回り、思い切り引き寄せられた。
目の前に勇のドアップがある。
「勇、好……」
「好き」と言い終わる前に勇に唇を奪われてしまった。
ゆっくりとお互いの気持ちを確かめ合うようなキスだった。
ギュっと勇の広い肩に抱き寄せられた。
勇がもう一度キスしようとしてきた瞬間、
「花ーー!勇ちゃーん!スイカ切ったけど食べるー?」
下の階からお母さんの暢気な声が聞こえビクっとした。
「親いたの忘れてた。」
勇が小さく舌を出した。
二人で起き上がり、リビングへ行った。
「あら、あなた達二人して頭にねぐせ付いてるわよ。またプロレスでもしてたんでしょ?」
「まぁ、そんなとこ。」
そう言いながら後ろでコッソリ手を繋いでいる二人だった。
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