チカン撃退法教えます?
「そろそろだな。」
峰島は助け役の男子に真田を助けるよう指示をした。
峰島が間に入って、
「お前は何も言わずに痴漢してるこいつに近づいて身体全体で押し退けてやれ。」
「はい。」
助け役の男子は痴漢役の男子に体当たりをした。
すると痴漢役はよろけて真田から離れ、痴漢を撃退した。
「そうだ、そうやって痴漢されてる女の子を助けるんだ。」
「はい。」
助け役の男子は息を切らして返事をした。
真田も息を切らしていた。
「はぁ、はぁ…」
峰島が壇上にあがる。
「皆さん、痴漢されてる女の子を助けるには‥こうやって体当たりをして相手を押し退けてやること。決して痴漢の腕を掴んで やめなさい。 とか 何してるんだ。 とか言わないように。」
「へぇ‥ でもどうして?」
そばにいた生徒が質問をした。
「それは危険を伴うからだ。」
峰島は更に続けて
「押し退けてた後、相手から何か言われたらまず謝れ。 すみません。 とな。
それと女の子にも同じように謝れ。」
「女の子にも?」
またそばにいた生徒が質問してきた。
「当然だ。痴漢してる男に体当たりした時に身体に触れてしまっただろ?
謝るのが当然に決まっている。」
質問した生徒ならず、傍らにいた教師達、更には真田も首を縦に振って頷いていた。
「じゃあ、今度はそこの君と君。」
峰島は別の生徒を壇上に招くと同じようにように痴漢の撃退方法を真田を使って教えた。
それがあと三回行われ、講習会が終わった。
「お疲れだったな、真田。」
「いえ、でも為になりました。」
峰島が真田の肩をポンと叩くと帰る準備をした。
真田も帰る準備をしようと隣の部屋に向かおうとすると、そこには教師らしき中年男性と作業着を着た用務員の男性が立っていた。
「峰島さん、私達にも痴漢撃退法教えてくれませんかね?」
「いや、今回は生徒さん対象でして‥」
そう峰島が答えるとその二人は、
「それはわかってます。ただ‥今回は前回の倍額払いますから。」
「そうか。 じゃあちょっと。」
峰島は教師らしき男を呼び寄せると、何やら話をしていた。
残った用務員の男はジロジロと真田の女装姿を見ていた。
(今回は最高やないか。)
峰島は助け役の男子に真田を助けるよう指示をした。
峰島が間に入って、
「お前は何も言わずに痴漢してるこいつに近づいて身体全体で押し退けてやれ。」
「はい。」
助け役の男子は痴漢役の男子に体当たりをした。
すると痴漢役はよろけて真田から離れ、痴漢を撃退した。
「そうだ、そうやって痴漢されてる女の子を助けるんだ。」
「はい。」
助け役の男子は息を切らして返事をした。
真田も息を切らしていた。
「はぁ、はぁ…」
峰島が壇上にあがる。
「皆さん、痴漢されてる女の子を助けるには‥こうやって体当たりをして相手を押し退けてやること。決して痴漢の腕を掴んで やめなさい。 とか 何してるんだ。 とか言わないように。」
「へぇ‥ でもどうして?」
そばにいた生徒が質問をした。
「それは危険を伴うからだ。」
峰島は更に続けて
「押し退けてた後、相手から何か言われたらまず謝れ。 すみません。 とな。
それと女の子にも同じように謝れ。」
「女の子にも?」
またそばにいた生徒が質問してきた。
「当然だ。痴漢してる男に体当たりした時に身体に触れてしまっただろ?
謝るのが当然に決まっている。」
質問した生徒ならず、傍らにいた教師達、更には真田も首を縦に振って頷いていた。
「じゃあ、今度はそこの君と君。」
峰島は別の生徒を壇上に招くと同じようにように痴漢の撃退方法を真田を使って教えた。
それがあと三回行われ、講習会が終わった。
「お疲れだったな、真田。」
「いえ、でも為になりました。」
峰島が真田の肩をポンと叩くと帰る準備をした。
真田も帰る準備をしようと隣の部屋に向かおうとすると、そこには教師らしき中年男性と作業着を着た用務員の男性が立っていた。
「峰島さん、私達にも痴漢撃退法教えてくれませんかね?」
「いや、今回は生徒さん対象でして‥」
そう峰島が答えるとその二人は、
「それはわかってます。ただ‥今回は前回の倍額払いますから。」
「そうか。 じゃあちょっと。」
峰島は教師らしき男を呼び寄せると、何やら話をしていた。
残った用務員の男はジロジロと真田の女装姿を見ていた。
(今回は最高やないか。)
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