【God-Game】~神様のゲーム~ <12ゲーム目>
「春日 恋って奴昔からああなのか??」
総司は箸を置き窓から外を見て悲しげな顔をした。
「・・夢歌、水鬼、恋、と我の四人は幼馴染みと言うやつなんだ」
「えっ!??」
「元々夢歌と我が仲が良くてな、水鬼は神と悪魔の間にできた子で、悪魔も神も近寄らなかった。でも、いつも一人で空を見上げてる水鬼が気になり声をかけに行ってみたら、恋も同じ事を考えていて、同じ日に恋に話しかけてたんだ。それからは、神や悪魔関係無く毎日毎日四人で遊んでた。父がいない我に恋の父は本当の父のように良くしてくれた。でも・・」
「・・??総司??」
「でも・・そんな優しい父様を俺が殺した」
蛍は理由を問おうとしたができなかった。総司は酷く悲しく辛い顔をしていて、これ以上問うと膿んだ傷口に刃を突き立てるようで、これ以上は聞けなかった。
その日の夜総司は布団に入り二時間が経過したがまだ眠れずにいた。
「父・・様」
総司の頬に一筋の涙が溢れた。
「ゴメンなさい・・父様。ゴメンなさい・・母様。ゴメン・・恋。・・・??」
そっと窓から外を見ると丘に人の影が見えた。総司はそっと布団から出て静かに家を出て丘に向かった。
「・・総司」
「なぜ人間界にまた来たんだ??恋」
「お前の様子を伺いに来ただけだ。自分の力の無さを悔やみ、心底落ち込んでるんじゃねぇか見に来たんだよ」
「恋・・ゴメンな。」
「はっ!??」
「我が死ぬべきだったんだ」
「お前いきなり何言っ・・・!!」
総司の頬をいくつもの涙が流れ続けていた。
「父様の代わりに我が死ねばよかったんだ」
「総・・司・・」
「なぁ・・恋。我を殺してくれ」
総司はゆっくりと恋の方へと近づいた。
「こっち来んなっ!!!!」
「父様も・・我を・・恨んでいるよな」
「やめろ〜〜!!!!!!!!!」
恋は叫ぶとその場にしゃがみこんだ。
「総司っ!!!!」
蛍が家から出て来て総司の肩を掴んだ。
「おい総司!!・・総司??」
総司はただひたすら涙を流していた。蛍は必死に総司を抱き締めた。
「もういいから!!頼むから泣くなっ!!頼むから・・・」
総司は箸を置き窓から外を見て悲しげな顔をした。
「・・夢歌、水鬼、恋、と我の四人は幼馴染みと言うやつなんだ」
「えっ!??」
「元々夢歌と我が仲が良くてな、水鬼は神と悪魔の間にできた子で、悪魔も神も近寄らなかった。でも、いつも一人で空を見上げてる水鬼が気になり声をかけに行ってみたら、恋も同じ事を考えていて、同じ日に恋に話しかけてたんだ。それからは、神や悪魔関係無く毎日毎日四人で遊んでた。父がいない我に恋の父は本当の父のように良くしてくれた。でも・・」
「・・??総司??」
「でも・・そんな優しい父様を俺が殺した」
蛍は理由を問おうとしたができなかった。総司は酷く悲しく辛い顔をしていて、これ以上問うと膿んだ傷口に刃を突き立てるようで、これ以上は聞けなかった。
その日の夜総司は布団に入り二時間が経過したがまだ眠れずにいた。
「父・・様」
総司の頬に一筋の涙が溢れた。
「ゴメンなさい・・父様。ゴメンなさい・・母様。ゴメン・・恋。・・・??」
そっと窓から外を見ると丘に人の影が見えた。総司はそっと布団から出て静かに家を出て丘に向かった。
「・・総司」
「なぜ人間界にまた来たんだ??恋」
「お前の様子を伺いに来ただけだ。自分の力の無さを悔やみ、心底落ち込んでるんじゃねぇか見に来たんだよ」
「恋・・ゴメンな。」
「はっ!??」
「我が死ぬべきだったんだ」
「お前いきなり何言っ・・・!!」
総司の頬をいくつもの涙が流れ続けていた。
「父様の代わりに我が死ねばよかったんだ」
「総・・司・・」
「なぁ・・恋。我を殺してくれ」
総司はゆっくりと恋の方へと近づいた。
「こっち来んなっ!!!!」
「父様も・・我を・・恨んでいるよな」
「やめろ〜〜!!!!!!!!!」
恋は叫ぶとその場にしゃがみこんだ。
「総司っ!!!!」
蛍が家から出て来て総司の肩を掴んだ。
「おい総司!!・・総司??」
総司はただひたすら涙を流していた。蛍は必死に総司を抱き締めた。
「もういいから!!頼むから泣くなっ!!頼むから・・・」
感想
- 3291: 続き待ってますm(_ _)m [2011-01-16]
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