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青い瞳の転校生 最終回

[394]  内田俊章  2009-09-13投稿
初恋 13

 「隆!2人で、何か良いことして来たか?」

 勇二が、冷やかしながら聞いた。

 「何もしてないさ!それより、勇二こそ、ひとみと楽しんで来たか?」

 「まあな。ひとみが“火の玉”に驚いて、俺に抱き付いて来たさ!」

 2人の会話を、後ろで聞いていたひとみが、勇二の頭を“ポカン”と叩いた!

 「勇二!それは逆でしょう!」

 「ひとみ!居たのか?」

 「ねえ隆、スージー、聞いて。“火の玉”が出たとき、勇二は『ウオー』と言って、私の後ろに隠れたのよ!よくも、“私が勇二に抱き付いた”何て言えるわね!」

 ひとみは“膨れっ面”になり、勇二は、バツが悪そうに、頭をかきながら、苦笑いをしていた。

 隆とスージーは、顔を見合わせながら、笑っていた。

 「でも、隆がいつもの隆に戻った様で、良かったね、スージー!」

 ひとみが、改めて言うと、スージーは、ニッコリと微笑んだ。


〜〜終わり〜〜

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