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ノンフィクションの愛の結末37

[313]  2006-07-31投稿
[メール受信 ママ]

『ママぁ!?』

心は走りながらメールを見た。

【京都はどう?携帯バレてなぁ〜い?(笑)お土産楽しみにしてるから☆★】

{そうゆう人だった…。}


大分前に話しの中で書いたが心は母親とカナリ仲が良い。年の差もあまりなく、容姿が若いせいであろう。親子に見られないことも屡(しばしば)ある。


母親からの予想外のメールにがっくりと肩を落とす心に優太が声をかけてきた。

「心、もうすぐホテル着くよ。携帯しまえ??」
『あっ…、そっかぁ〜。先生なんて…いなければいいのに…』

心は走り続けていたのでまだ息切れしている。

「しかたないだろ?」
『ふぇ〜ん…。疲れた………』

最後はもう独り言のように呟いた。そんなことを言ってるうちにホテルに着いた。

「間に合ったね〜」

と健司が清々しい顔で言っている。
一方同じ距離を走った心は

『………っ…はぁ………。』

死ぬ寸前だ。

こうして二日目が終わっていった。


続く…

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