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かけがえのない青春のヒトコマ―四―

[606]  シャイン  2009-09-16投稿
人間の身体とは不思議なもので日にちがたつと痛みも薄れてきます

薄れていくというより痛みになれてきただけかもしれませんが…


チームは組合せにも
恵まれベスト4進出を目指します

個人戦もさることながらベスト4に進出することに四年間・肉体を鍛えに鍛えてきました


試合前にコーチに
右手を骨折してることを伝えます

なるべく出番少なくして大事な一戦(準々決勝)に備えたい旨を伝えます
コーチも恐ろしい鬼コーチでしたがシャインも無謀さはよく知ってたので
骨折での強行出場は反対しません…


年上の彼女(留美)は
試合の出場については何もいいませんが日常の世話や夜はずっと氷でシャインの右手を冷やしてくれます…


留美ごめんねぇ
試合終わったら
俺(シャイン)ここを出ていくんやぁ…

世話をしてもらいながら…心で謝ります


恵子は試合は見て欲しくありませんが見に来るといいはります


試合が近くなり指が動くようになります!

拳握れないけど…
これなら闘える!


大会会場は
新装した大阪府立体育館

会場を前にし
力むシャインにメンバーがリラックスさせようと声をかけます

シャインは力まんでも
三回戦(準々決勝)から頼むぜー


前にも書きましたが
団体戦の試合形式は
抜き試合(勝ち抜き)です


シャインは大会実行委員長もかねてたので

新装の大阪府立体育館で挨拶し再び気合いがみちあふれます


恵子の顔も見えました


そんな心配そうな顔せんでも今日は一試合するだけやから…


―続く―

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