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カオスバスター 第14話:試練2

[308]  キングボーズ  2006-07-31投稿
ツバサがスライムと苦戦しているとき、リアも与えられた試練に苦戦していた。
「主の試練は特別じゃ。もともと戦闘用の言霊では無いからのう。主には言霊を使うのに必要な集中力と精神力を鍛えてもらおう。」
リアは仙人の言葉を思い出した。
「…もう!一体何人の傷を治せばいいんですか!?」
リアはざっと千人はいる部屋の中心で叫んだ。すると上から声がする。
「さっきも言ったじやろ?全員じゃよ。全員。」
「全員って…何人いると思ってるんですか!?体が持ちませんよ!!」
「じゃあ止めるのかね?あたらしい言霊いらんのかね?」
リアは黙ってしまった。
(そうだ…。私はいつも無理だと言い逃げ出していた…。ここから逃げ出したらもう旅は出来ない…。それだけは嫌…!!)
リアは立上がり空に叫んだ。
「私はやりますよ!もう二度と逃げ出すのはごめんです!!」
そう言って、一人一人に左手をかざし、傷の回復にとりかかった。


もう何時間言霊を使っているだろう。リアの手は言霊の使いすぎでボロボロになっていた。それでもリアは休むことなく、言霊を使い続けた。残り10人。リアはもう気持ちだけで治療を行っていた。残り3人。もう少し。もう目もかすんで見えない。ただ手を動かし、『復』の言霊を書くだけだった。最後の1人。もう頭も動かない。手を動かし言霊を書く。手から淡い光が出て、最後の怪我人を包む。その怪我が治った瞬間、部屋にいた千人余りの人は消えていった。
「…終わった?やっとおわっ……。」
リアはその場で倒れてしまった。
「やれやれ仕方ないのう。」
リアのいた次元が消え、森の中に戻っていた。

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