携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 秘密の両手?

秘密の両手?

[526]  七海  2005-11-24投稿
『今日は初お泊まりで。』『…翔太なに考えてるの?』『なにも〜!』━━結婚。ずっと好きな相手と一緒に居られる。こんな幸せ、きっと他にはない。
『ねぇ。』『ん?』『結婚も、本気?』『うん。』『本当に結婚したいって、思ってる?』『うん。』『ずっとずっと、一緒に居たいって思ってる?』『うん。』『…一緒に居たい。翔太とずっと一緒に居たい。』『二人の就職が決まって、落ち着いたら、お前のトウチャンとカアチャンに挨拶して、許してもらって、結婚して、子供は二人ほしいかな。…それが俺の夢。』『子供はもちろん男の子だよね。翔太!』『嫌。女の子かな。』『なんで?』『なんとなく。』『男の子がいい!大きくなったら一緒に歩きたいもん。』『じゃ、一人目は男で二人目が女ね。』『うん!わかった。頑張る。』『…頑張るって…名前は今度な。』
━━翔太さえ居れば、どんな未来も大切にできる。暗くても、辛くても。どんなことも、きっと、誇りに思える。
『週末、大丈夫でしょ?アイとダイくんと家でWデートの約束しちゃったんだけど!』『あ〜たぶん大丈夫。』━━こんなに順調でも、二人が結ばれることはまだなかった。そう言う空気になると恥ずかしいけど、でも何にも無いのも寂しい。
『今日、泊まるんでしょ?ご飯作ってるから、お風呂入って来れば?』『…なんか誘ってる?』『誘ってないけど…。』『けど何?』『なんでもない!』『…風呂、後でいいや。一緒にメシ作ろ。』『…うん』━━一緒にハンバーグとシチューを作った。ハンバーグは翔太の大好物で、シチューは私。
『したら、先に風呂入って来るわ。』『うん。』━━ちょっと悔しい気がした。こっちばっかり焦ってて、翔太は余裕だから。まだ、オトコが怖いのが治った訳じゃない。でも、翔太なら怖くないって思える。襲われた時のこと思い出すかもしれないけど、翔太を信じたいって思う。素直になれなくて、泪だけが止まらない。どうしていいかわかんなくて、イライラして、自分に腹が立って、泪だけが流れる。

感想

感想はありません。

「 七海 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス